【レポート】Que SakamotoのDJツアー日記「アジアツアー編・その1」

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みなさん、こんにちわ。<Huit Etoiles>のDJ/プロデューサーのQue Sakamotoです。新たにアジアツアーが始まりました。

■かなりアンダーグラウンドな雰囲気
■釜山の名店Outputでのプレイ

2020年がキックオフしました。2020年の一発目のギグは韓国の釜山からスタート。釜山はOutputでプレイします。今回、韓国ギグのブッキングサポートをしてくれた、ソウルで開催している<Disco Experience>のConanとPoohとプレイします。二人とも韓国シーンをリードしているDJで、以前Conanとニューヨークで会った後に日本で一緒にプレイして、今回セッティングしてくれました。



釜山空港に到着し、ホテルにチェックインして、少し仮眠して、OutputオーナーのLimさんも最高なハッピーバイブスで、ホテルに一緒にプレイするPoohとピックアップしてくれて、ディナーをしてからOutputのクルーと乾杯してOutputへ。Outputはベニューのライティング、スモーク、空気感、お客さんと、かなりアンダーグラウンドな雰囲気。Poohのオープニングセットはディスコハウス中心でConanにバトンタッチ、一気に全体の空気感が変わり、ディープでアグレッシブなプレイで、僕がプレイしやすい流れを作ってくれました。

ってことでスタート時点からスイッチが入って、暗く赤い照明、スモーク、お客さんのバイブスもマッチして、自分が一番得意とするダークでトリッピーでレイビーかつアグレッシブなセレクトで、がっつりとお客さんをロック! 今回はプレイ時間が1時間30分と短めだったので、アッパーなセットでトライでした。テクノ〜インダストリアル〜レイビーなトラックを織り交ぜプレイしました。終わってからオーナーのLimさん、お客さん、Conan、Poohも喜んでくれてました。5月にOutputでのOpen To Closeも決まり、好スタートがキレました。終わってから、みんなで韓国居酒屋でアフターして、終了。お昼過ぎに起きて、Conanとランチして、Poohと合流して、3人で高速鉄道に乗り、ソウルへ。

ソウルに着くとすぐにホテルにチェックイン、この日はメキシコ料理で有名なCasa Corona Seoulでのプレイです。ConanとPooh、それに<Disco Experience>のWowとのセッション。プレイ時間が0時からのスタートで、お客さんいるか心配してましたが、Conanが盛り上がるから楽しんでプレイしてと言っていました。ベニューに到着すると、すでにたくさんのお客さんが踊りまくっていたので一安心。ConanからのリクエストはNo Dark Musicだったので、80sのレアなディスコ〜エレクトロ〜ファンク〜ハウスをチョイスしました。お客さんとの距離は間近だったし、親近感とお客さんのバイブスとマッチして盛り上がりました。



Conanにバトンタッチするとフロアのお客さんからの人気が高く、さすが韓国シーンをリードしているだけあるなと感じました。また、Poohもたくさんのファンがいて、彼らしいハウスディスコを披露しつつクロージング。といいつつも僕はPoohの途中でConanの別のギグに同行しました。そちらではqim、cityboy、ffan、dguruにも久しぶりに会えました。みんな元気で良かった。ここからConanとqimと韓国で一番勢いあるSoap Clubに移動。フロアはパンパンで、かなりのハードテクノが流れてました。Conanはレイビーでインダストリアルからテクノを見事に選曲し、さすがなプレイしてました。Conanのプレイが終わって帰宅。釜山、ソウルは最高に良かったです。もっと長くいたかったな。ってことで、

「Thank You Output busan、Lim、Conan.Pooh、Casa Corona、qim、cityboy、ffan、dguru」

■2017年末にオープンしたホットなベニュー
■De Communeは懐かしい友達たちと再会

ソウルからバンコクへフライトします。寝不足だけど、ギグはバンコクにて1ギグ。この日はディナーを済ませて、タイマッサージ1時間100バーツ(300円)へ。値段の割には、マッサージは上手く、かなり疲れが取れました。かなりオススメですよ。マッサージを済ませて就寝。

翌日は朝から水上マーケット、鉄道マーケット、ナイトマーケットを回り、夜にStudio Lamでバンコクをベースに活動している、前回一緒にSoundistanのパーティでプレイしたSunju HargunがプレイしているLena Willikensのパーティへ。久しぶりのSunjuとの再会、土曜日のプロモーターのSameerや共演するDJ、繋がりあるバンコクのDJ、さらに2年振りに再会したベルリンベースで、世界で活躍する日本人パイオニアDJ Masdaさんとも久しぶりの再会です。Lenaの素晴らしいセットも聞けたし、やっと初めて会えました!

次の日は土曜日までチャーン島でバケーション。チャーン島はバンコクからバスで6時間、フェリーで40分ほど、片道2000円前後で、バンコクにいるより、はるかに心も身体もリセットできる場所。毎日海で泳いで、日焼けして、かなり満たされました。Sunjuの紹介で出会ったスイス出身チャーン島在住のDJ/プロデューサーでSphearic Recordsを運営するJerom El Duderinoを紹介してもらい、さらにJeromにYak Yak BarのDaveを紹介してもらい、翌水曜日にギグが決まりました! Jeromの彼女さんBaraleeさんとディナーに行き、チャーン島のことがいろいろと聞けて勉強になりました。ギグのために早めに睡眠し、翌朝8時にバンコクへ向かいます。バンコクに到着し、かなり疲労が溜まっていたので、100バーツのタイマッサージへ(笑)。




さあ、今夜のベニューDe Communeへ向かいます。De Communeは、流行のナイトライフで知られる裕福なエリア・トンロー通りの北端にある、2017年末にオープンしたホットなベニューです。以前、SoundistanのSammerが新しく<Qommon>を立ち上げたギグ。ラインナップはオーストリアのDekmentalに所属するアーティストRoza Trenziをはじめ、<Wonderfruit>のOmletステージを担当するSebastian KeushとBoogie G、Tristan Kino、Elele、Jirusなどなど……。15時スタートで自分のタイムテーブルは22時から0時の2時間。ギリギリに到着し、Eleleがすでにフロアをロックしていました。130BPMでバトンタッチ。少しピッチダウンして、126BPM前後のテクノ〜インダストリアル〜レイビー〜面白い和ニューウェーブ〜ジャングルを織り交ぜたレイヴよりのセットになりました。自分の選曲はなるべくオリジナリティを出す意識をしました。





またバリからTijana、Michael夫妻、バンコクのフェリーで出会った新しい友達Tag Chengdu Crewも遊びに来てくれました。キエフのミュージック、ファッションマガジン『Katacult』のPodcastに、今回のセットがアップされました。よかったら聞いてみてください。パーティの雰囲気も、Roza Trenziのセットも素晴らしく、終始内容のいいレイヴパーティになりました。最近、どこの国も90sレイヴが流行ってますね。お客さんからのナイスなフィードバックメッセージもたくさんもらって嬉しかったです。ってことで、

「Thank You Sameer, Roza Trenzi,Sebastian Keush,Boogie G,Tristan Kino,Elele,Jirus,Dott,Tijana,Michael」

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