フェンダーから、デス・キャブ・フォー・キューティーのフロントマン、ベン・ギバードのシグネイチャーモデル「Ben Gibbard Mustang」登場

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フェンダーミュージカルインストゥルメンツコーポレーション(以下フェンダー)より、8度のグラミー賞ノミネートを誇るデス・キャブ・フォー・キューティーや、ザ・ポスタル・サービスのフロントマンであるベン・ギバードとの初コラボレーションモデルが登場。「Ben Gibbard Mustang」が発表された。ベンがツアー時にメインギターとして使用しているシグネイチャーギターが、さまざまなカスタマイズ機能を備えて、アーティストモデルとしてリリースされる。


「ベン・ギバードのギタースタイルとサウンドは、それ自体で一つの音楽ジャンルを形成するほどのユニークさを備えています。今回発表したシグネイチャーモデルは、彼の象徴的なサウンドを多くのプレイヤーに届けるために開発されました。このモデルのために特別にデザインされたピックアップや、シンプルにまとめ上げられたコントロール、そして固定されたブリッジなど、過酷なツアーでも耐えうる堅牢さと扱いやすさを実現しています。」と、フェンダー製品開発最高責任者のジャスティン・ノーヴェルは語る。


シアトル郊外出身のベン・ギバードは、シンガーソングライター、ギタリスト、マルチインストゥルメンタリストという多彩な才能に恵まれたアーティストで、自身のバンドやソロプロジェクトを通じて音楽史に確固たる地位を築いてきた。プラチナアルバムバンド、デス・キャブ・フォー・キューティーのリードボーカリスト兼ギタリストとして、結成から20年を経た今もなお、新たなサウンドで新境地を切り拓き続けている。2000年代初頭に発表した「I Will Follow You into the Dark」や「Soul Meets Body」「Transatlanticism」といった楽曲は、今なお多くの音楽ファンにインスピレーションを与え続け、ザ・ポスタル・サービスではヒット曲「Such Great Heights」を収録したデビューアルバム『Give Up』がビルボードのトップダンス/エレクトロニックアルバムチャートで1位を獲得し、全米でプラチナアルバムセールスを記録するなど、世界的な賞賛を集めている。2020年には、カリフォルニア州バークレーのグリーク・シアターで2013年に行われた再結成ライヴ音源を収録した『Everything Will Change』をリリースし、大きな話題となった。


「少年時代からフェンダーのギターには憧れを抱いていたけれど、実際購入できたのは大人になってからだったね。そんな憧れのフェンダーから自分のシグネイチャーモデルを出せるなんて、夢のようだよ。」とベンは語る。「今までいろんな種類のギターを使ってきたけれど、僕にはMustangが一番しっくりくるんだ。ライヴツアーをこなしながら、自分がプレイしやすいようにさまざまなカスタマイズを加えてきたけれど、それが完璧に再現できてとても満足しているよ。ある人にとっては、ギターは歌いながら弾く楽器かもしれないし、またある人にとってはシンプルな操作で純粋に演奏を楽しむためのツールかもしれない。このギターはどんなプレイヤーにも直感的に扱ってもらえるシンプルさを備えているんだ。」


ベン・ギバードのシグネイチャーモデルは、70年代のMustangをモディファイしたもの。レゾナンスを高め軽量化を実現した、木目が印象的なチェンバードアッシュボディに、9.5インチラジアス指板と22本のミディアムジャンボフレット、弾きやすさを追求したショートスケールの“C”シェイプメイプルネックを装備。1つのマスターボリュームノブと3ポジションのロータリーピックアップセレクターというシンプルなコントロールにまとめ上げられている。カスタム設計のピックアップは彼のオリジナルのMustangをエミュレートするようにボイシングされている。


ヴィンテージスタイルのルックスを踏襲したMustangブリッジは革新的なハードテイル仕様で、優れたチューニングの安定性とイントネーション、サスティーンを実現する。本製品にはストラップロックとフェンダー製ギグバッグが付属する。




パンデミックが広がる中、ベン・ギバードは癒やしの手段として音楽に目を向け、「Live From Home」と名付けた週間ライヴストリームコンサートシリーズを立ち上げ、地元シアトルの団体のために25万ドル以上の寄付金を集めることに成功した。さらにデス・キャブ・フォー・キューティーは2021年に『The Georgia EP』をリリースし、10万ドル以上の収益を全米で公正な選挙を推進する団体「Fair Fight Action」に寄付している。そして自身のシグネイチャーギターが他のプレイヤーにインスピレーションを与え、インパクトのあるアートを創造するためのツールになることを願っている。

製品情報

◆Ben Gibbard Mustang
価格:140,000円(税別)

<おもな仕様>
Body Material: Chambered Ash
Body Finish: Gloss Polyester
Neck: Maple, Modern “C”
Neck Finish: Gloss Urethane
Fingerboard: Maple, 9.5” (241mm)
Frets: 22, Medium Jumbo
Position Inlays: Black Dot (Maple)
Nut (Material/Width): Synthetic Bone, 1.650” (42mm)
Tuning Machines: Vintage-Style with Fender Logo
Scale Length: 24” (610mm)
Bridge: 6-Saddle Vintage-Style Mustang Tremolo
Pickguard: 3-Ply Black/White/Black
Pickups: Vintage-Style Single-Coil Mustang (Bridge), (Middle), Vintage-Style Single-Coil Mustang(Neck)
Pickup Switching: 3-Position Rotary: Position 1. Neck Pickup (Full Clockwise), Position 2. Bridge and Neck Pickups (Middle), Position 3. Bridge Pickup (Full Counterclockwise)
Controls: Master Volume
Control Knobs: Black Plastic
Hardware Finish: Nickel/Chrome

BEN GIBBARDについて

ベンジャミン・ギバードはデス・キャブ・フォー・キューティーのリードボーカル/ギタリストで、彼らの最新のフルアルバム『Thank You for Today』は、20年の進化を遂げたバンドの成長の集大成として評価されている。2017年末と2018年初頭にプロデューサーのリッチ・コスティとロサンゼルスでレコーディングされた9枚目のスタジオ・アルバムは、1998年のデビュー作『Something About Airplanes』や2003年の名作『Transatlanticism』と並んで、多くのリスナーを獲得した。2005年にリリースされたスタジオ・アルバム『Plans』はバンドの人気の高さを証明し、RIAAのプラチナ認定を獲得しただけでなく、大ヒットシングル『Soul Meets Body』と『I Will Follow You into the Dark』を生み出し、後者はグラミー賞の「Best Pop Performance by Duo or Group with Vocals」賞にノミネートされた。『Plans』は「Best Alternative Music Album」賞にもノミネートされている。続いて発表された『Narrow Stairs』(2008年)、『The Open Door』(2009年)、『Codes and Keys』(2011年)、『Kintsugi』(2015年)もグラミー賞に連続でノミネートされ、総合的に8部門でのノミネートを記録している。

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