【レポート】MF・ロボッツ、「このバンドのメンバーであることはマジで楽しいです!」

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ブラン・ニュー・ヘヴィーズ(以下、BNH)のオリジナル・リーダーとして圧倒的なセンスを持つヤン・キンケイドと、BNHでメイン・ヴォーカルを務めていた歌姫ドーン・ジョセフがタッグを組んだユニット、MF・ロボッツがセカンド・アルバム『Break The Wall』をBBEからリリースする。

そんなキンケイドから、2017年からのライブ・レポートが届いた。デビュー直後から大きな舞台を沸かせてきた彼らの“現場”を疑似体験していただきたい。

◆MF・ロボッツ 関連動画&画像

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■2017年7月31日
バトゥミ(グルジア)公演
<ブラック・シー・ジャズ・フェスティバル>



この2枚の写真は、バンドを結成してから2回目の公演で撮影された写真で、その時はかなりクレイジーでした。グルジアのバトゥミで開催された<ブラック・シー・ジャズ・フェスティバル>でのライヴであり、ジャミロクアイ、デ・ラ・ソウル、ジョス・ストーン、コリー・ヘンリーなどと一緒に出演していました。バンド結成間もない時に、こんな豪華なラインアップとご一緒出来、ワクワクしていました。観客は最高で、我々の演奏のウケが良くて、その晩が行った2回の公演の、バンドの演奏が両方共上手く行き、主催者から非常にお世話になりました。その後かなり回数にゲルジアに戻りツアーを行いましたので、このライヴのウケのお陰かもしれないです。

■2018年2月23日
ロトス(ポーランド)
<ロトス・ジャズ・フェスティバル >


この写真は2019年のポーランドの<ロトス・ジャズ・フェスティバル>で撮影された写真であり、バンドとして初めてポーランドに行った時でした。満員の会場でのライヴで素晴らしい夜であり、我々は最高に楽しみました。あまりにも良かったので、一緒に出演したアーティストの名前をすっかり忘れました! 本当に楽しくて、実を言うと、我々が何処にライヴをやる時、行く所で超楽しんでいて、このバンドのメンバーであることはマジで楽しいです! 我々は本当に音楽と人生を満喫しています!


■2018年7月27日
ヴィエンヌ(フランス)公演
会場:ヴィエンヌ・テアトル・アンティーク
※レニー・クラヴィッツの2018年ヨーロッパ・ツアーに前座として出演


大勢の観客の前で演奏した、真に素晴らしい公演でした。レニー・クラヴィッツ自身の2018年のツアーの前座をした時に、南仏の町、ヴィエンヌでの公演で撮影した写真です。かなり古いローマ時代で建てられた円形競技場で、熱い真夏の夕方に野外でプレイした。会場には凄く独特な雰囲気があり、まだ結成してから1年も経っていなかったので、ほとんどのお客さんは我々の事が知らなかったにも関わらず、歓迎してくれ、このツアーでこのバンドの結束が強まり、それから振り返ってはいないです。

我々がグループが結成して間もなくの頃に、レニー・クラヴィッツのツアーの前座をしてくれないかとオファーされ、我々にとってその頃凄く良いチャンスだと思い、引き受けました。当時、MF・ロボッツはまだ比較的無名なバンドであり、レニー・クラヴィッツ陣営はどこかで我々のライヴ映像を見て、出たばかりの1作目『MUSIC FOR ROBOTS』の一部を聴き、前座のオファーをしたのかと思います。毎晩、数千人ぐらいの、大規模な観客の前で演奏できる機会であり、そのお蔭で多くのファンを獲得出来ました。このツアーでは、フランスでは2公演(ヴィエンヌとリール)、リスボン(ポルトガル)、チューリッヒ(スイス)、ブダペスト(ハンガリー)とプラハ(チェコ共和国)など他多数の都市を回りました。また、過去にバンドのメンバーは一人一人、他のバンドと大規模のツアーを経験した事がありますが、MF・ロボッツとして初めてレニー・クラヴィッツの大掛かりのツアーに同行するのは素晴らしい経験だった。なぜならば、レニーのファンから見ればそれほど有名ではなかったが、我々はいつもステージに立つ際に見た目楽しんでいる雰囲気を出し、実は本当にそうである、非常にタイトでファンキーなバンドなので、いつも観客から素晴らしい反応を頂きました! ドーンは何よりもステージの前に立つのが大好きで、観客の心を勝ち取るのが好きなシンガーなのです! その挑戦は勿論受けました!


この写真は、我々がプレイしたレニー・クラヴィッツの公演の前座を行った後に撮ったものです。恐らく2018年ハンガリーのブタペストでの公演だったようです。我々はバンド・メンバー全員で撮る写真が好きです。各メンバーは多様な、個性に溢れる人々が集まっているバンドであり、演奏するのが本当に大好きで、皆と一緒にいるのも気に入っており、ファンクと楽しむ事が我々が行う事に一部であり、我々のライヴを演奏する時、どれほど皆で演奏するのが楽しんでいるのか、その姿が滲み出ているのかと思います。多分観客もこのヴァイブを察知しているのかと思い、皆に取って良いことなのかと思います!

■2021年10月9日
ロンドン(イギリス)
会場:ジャズ・カフェ
(C)WILL HUTCHINSON



この何枚の写真は我々の最新公演、10月9日にロンドンのジャズ・カフェでのライヴで撮った写真です。我々の新作『Break The Wall』のリリース・パーティだったので、皆は凄く演奏するのをワクワクしていました。公演前の、バンド・メンバー皆の意気込みが大きかったです。コロナ禍により、今年に入りライヴの回数が少なく、また今回のコンサートはロンドンでの唯一の公演でしたので、多くの人々が我々のライヴに足を運び、観に来るのを凄く楽しみにしていたようで、更にバンドのライヴを観に行く自体が多くの人に取って久しぶりだったようです!


この公演は、元DMCのチャンピオンであり、The Scratch Pervertsのターン・テーブリストの一員であったDJ Mr.Thingが前座を務め、彼自身のプレイから始まりました。彼はほとんどのジャンルの音楽とブレイクスに関する地引的な知識の持ち主であり、DJプレイで観客を大いに盛り上げてくれ、我々がステージに立った時に、皆はパーティするのに準備万端でした。(リード・シンガーの)ドーンは1曲目から観客を虜にし、バンド自体も火が着くほど凄まじい演奏を繰り広げ、お客さんも透かさず着いていってくれまして、我々のライヴは凄く盛り上げり、超暑くて、ファンキーでしたが、真に歓喜に満ちた一晩でした。5日後の今でもこのライヴの余韻に浸っています! バンドのメンバー全員も同様です!

文:ヤン・キンケイド(MF・ロボッツ) 翻訳:日高健介


『Break The Wall』

2022年1月26日(水)
(配信は2021年10月8日)
BBE
CD(国内仕様盤) ¥2,400+税

■TRACKLIST
1. Interlude(Somewhere in South London)
2. Change
3. Crazy Life
4. Gold
5. Good People
6. Make Me Happy
7. Shine
8. Brand New Day
9. The Love It Takes
10. Mother Funkin' Robots
11. You
12. Birthdays
13. Happy Song
14. Make the Call

◆MF・ロボッツ Facebook
◆BBE オフィシャルサイト
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