『ザ・ビートルズ:Get Back』ピーター・ジャクソン監督、「素晴らしい素材があと5~6時間」

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Photo by Ethan A. Russell (C) Apple Corps Ltd.

ザ・ビートルズのドキュメンタリー『ザ・ビートルズ:Get Back』は3部に分かれた総計8時間近い大作となったが、ピーター・ジャクソン監督は、さらに数時間加えた超長編ヴァージョンを公開したいと考えているそうだ。

彼は『The Business』ポッドキャストでこう話した。「彼ら(ディズニーとApple)は、正しいかもしれないが、完全版のマーケットはもうないと言ってる。でも、収録しなかった素晴らしい素材があと5、6時間あるのを僕は知っている。僕はそれを、また50年間保管室で眠らせておきたくないんだ。話は出てるとだけ言っておくよ。でも現時点、何かが決まったというわけではない」

また、ジャクソン監督は、『ザ・ビートルズ:Get Back』のもととなった映画『レット・イット・ビー』(1970年)を監督したマイケル・リンゼイ=ホッグについて「彼は素晴らしい記憶力の持ち主なんだ。彼と僕は友達になった」と話している。制作時、何か疑問が浮かぶと「大抵の場合、彼は僕が話していることについて覚えていた。僕は、撮影されたあれらの映像に敬意を払いたかったんだ」という。

ジャクソン監督は先月、『Deadline』のインタビューで、「別のプロジェクトについてザ・ビートルズと話をしているところだ。『Get Back』とはかなり違うものだ。どんな可能性があるか探っているところだが、彼らとの新たなプロジェクトだ」と、さらなるザ・ビートルズ作品の制作を計画していることを明かしている。



Ako Suzuki

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