エルトン・ジョン、「ロケット・マン」の題材を50年後初めて知る
エルトン・ジョンは、1972年にリリースした彼の代表曲の一つで、自身のバイオグラフィ映画のタイトルにもした「ロケット・マン」のモチーフを、最近、初めて知ったそうだ。
◆エルトン・ジョン動画、画像
エルトンは長年のコラボレーターで作詞家のバーニー・トーピンと対談する中で、自身が作曲し長年歌ってきた「ロケット・マン」のインスピレーションについて、トーピンから聞かされた。
エルトンは今週、「毎日、何か新しいことを学ぶ!」とのキャプションで、その対話を収めた映像をインスタグラムに投稿した。エルトンが「ロケット・マン」について「メロディを作るのがかなり容易い曲だった。だって、宇宙の曲なわけだから、広大なものになった」と話したところ、トーピンはこんな事実を告げた。
「あれは、実のところ、レイ・ブラッドベリの『The Illustrated Man(邦題:刺青の男)』っていうSFの短編集からインスピレーションを得たんだ。その本の中に“ザ・ロケット・マン”ってタイトルの話がある。未来ではいかにして宇宙飛行士が日常の仕事になったかって話だ。そこから着想を得て、展開させたんだ」
これを聞いたエルトンは、唖然としたのか、無表情で「知らなかったよ」と返答した。
エルトンはこの会話の中で、「ロケット・マン」を彼ら初のNo.1シングルと表しているが、実際には全英で2位、全米で6位が最高位。エルトン初の全英No.1シングルは1976年リリースのKiki Deeとのデュエット「Don't Go Breaking My Heart」だった。
エルトンは3月23日、最後となるヨーロッパ・ツアーをスタートする。
Ako Suzuki