ミック・マーズ、モトリー・クルーを告訴

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昨年秋、モトリー・クルーのツアー活動から退いたギタリストのミック・マーズが、モトリー・クルーに対し訴訟を起こした。

メンバーたちが代表もしくは株主であるバンド関連の企業数社を相手取り、ビジネスに関する情報の開示を求めたものだが、マーズは訴状の中で、メンバーが公演でライヴ・パフォーマンスしていなかったと暴露した。

エンターテインメント・ニュース・サイト『TMZ』や『Deadline』が入手した、木曜日(4月6日)にロサンゼルス郡上級裁判所へ提出された訴状によると、マーズは、強直性脊椎炎(A.S.)が原因でもうツアーはできないものの、レジデンシー公演でのパフォーマンスやレコーディングは可能で、まだバンドの一員であると明白にしたにもかかわらず、メンバーたちは一方的に、マーズをバンドやモトリー・クルー関連の企業から追い出そうと企てたという。

バンドは、マーズがツアー活動からの離脱を発表した後、一部ビジネスにおける彼の利益率を25%から5%へ引き下げたといい、マーズの弁護士は、彼らは関連企業に関する情報を故意に伏せ、マーズを欺こうとしていると、その情報開示を求めている。

マーズはさらに、ニッキー・シックスから度々、「間違ったコードをプレイしている、ファンが彼(マーズ)の演奏に不満を漏らしている」などと責められてきたが、「驚くことに、シックスは北米ツアーの全日程で、一音もベースをプレイしていないのにこれらの発言をしていた。皮肉にも、シックスのベースのパートは100%録音だった」と明かし、シックスを非難した。

マーズによると、ヴィンス・ニールのヴォーカルとトミー・リーのドラムの一部も録音済みのテープだったという。

バンドの弁護士は、「ミックの訴訟は残念であり、完全に的外れです」と、『TMZ』にコメントしている。



Ako Suzuki
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