ミック・マーズ、持病で一番辛いのは「頭を上げていられないところ」

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ミック・マーズが、若いときから患い、ツアー活動から身を引くことになった原因の持病、強直性脊椎炎の現在の症状について語った。

自己免疫疾患のひとつである強直性脊椎炎は、脊椎や骨盤の関節に炎症が引き起こされ、痛みや骨の動きを悪くする。マーズにとっては首の部分のこわばりが一番辛いところだという。

彼は、オーストラリアの『Hear 2 Zen Magazine』のインタビューで、こう語っている。「これの最悪なとこは…、いまいましい痛み以外では、頭を持ち上げるときだ。固まっている。俺の首の後ろの筋肉は…、不快だ。でも、まだ活動はできる。そこはいい。俺の指は動く。腕も手も動く。その辺は全て大丈夫だ」

マーズは昨年終わり、『Chris Akin Presents...』のインタビューで、強直性脊椎炎について「自分の姿を目にするのは…、特にこの数年、(モトリー・クルーの)フェアウェルやザ・スタジアム(ツアー)の映像で自分を見るのは、本当に嫌だね。自分があんな風に見えるのが好きじゃない。動けない自分が好きではない。ギターを見下ろすことはできるが、頭を下げることができない。だから、のぞき込まなくてはならない。ステージ上を歩いているのは、ギターを持ったカマキリか何かみたいだ(笑)。酷いもんだ。自分ではそういう風に感じていないから、そういう風に見えるのは辛い」と話していた。

マーズは先月終わり、ソロ・デビュー・アルバム『The Other Side Of Mars』を発表。ツアーは無理だが、移動する必要がないレジデンシー公演ならばできる可能性はあるという。

『Hear 2 Zen Magazine』はYouTubeでマーズとのリモート・インタビューの映像を公開中。ときどき笑顔を見せながら、快活かつ明瞭に質問に答える彼の姿が見られる。


Ako Suzuki
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