【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>GUMX、命を吹き返した“韓国のハイスタ”初参戦「Are You Fxxkin' Ready? Let's GO!!」

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陽気なSEに乗って、満面の笑みでステージに登場したのはYONGWON(G, Lead Vo)、バンドのタオルを掲げながら挨拶するのはYOSHI(B, Vo)、ハンドクラップを起こすような仕草で盛り上げるのはYUTO(Dr, Vo)だ。

◆ライブ写真

「<SATANIC CARNIVAL>, Are You Fxxkin' Ready? Let's GO!!」──ギターを手にしたYONGWONの叫び声を合図に、GUMXのステージは「TURN OFF」からスタート。2022年にリリースしたベスト盤にも収録されているが、もともとは2003年に韓国で発表した1作目『What's Been Up?』の1曲目。いわばバンドにとって始まりの歌だ。




その疾走感と勢い、メロディのキャッチーぶりで、彼らは“韓国のハイスタ”と呼ばれるほど。パンクを軸にしながら、誰にでも受け入れられやすい間口の広いメロディは、確かにGUMXの魅力だ。それと、いい人柄がそのまま表われたYONGWONの笑顔もたまらん。どんなバンドなのか興味本位でチラ見しにきたオーディエンスたちをすぐに巻き込み、フロアの人口密度も増えていく。

目の前に広がる光景がどんどん夢や理想に近づくにつれ、メンバーの鳴らす音の一発ずつや歌も活き活きとしていく。なにしろ、多くのバンドと同じようにGUMXもコロナ禍の影響をもろに受けた。2020年2月から日本でツアーを始めた直後、コロナ禍の規制により中止。現在のGUMXは韓国人と日本人による多国籍バンドであるため、入国や出国制限もあり、活動の道のりはより困難なものとなっていた。それでも前進を重ねて約3年、今日のGUMXはライブシーンの大舞台に命を吹き返している。表情にも音にも喜びと嬉しさがいっぱいだ。「コリア、ジャパン、トモダチ!」とYONGWONも叫ぶ。3人のドライブ感をさらに増したプレイも冴えわたり、オーディエンスを高揚させていった。




「2020年以降、俺ら、<SATANIC CARNIVAL>やPIZZA OF DEATHの動きにすごい勇気をもらっていました。励みになっています。そして今日、ここに立たせてもらっています」ライブ後半、YUTOが感謝の気持ちを口にした。YONGWONも続ける。「頑張ります。でも日本語難しいね。アンニョハセヨ〜、サラヘヨー! このハートマークはK-POPの感じで、このポーズはBTSです。そして私はヨンさまですね〜」

ひょっとして持ちネタか、いちいち笑いも起こすYONGWON。その親しみあるキャラクターといい、GUMXのキャッチーな曲といい、彼らの魅力は今日を皮切りにどんどん広まっていくはずだ。




取材・文◎長谷川幸信
撮影◎鈴木公平

■セットリスト

1. TURN OFF
2. GREEN FREAKZILLA?
3. PERFECT
4. BRIT N'CLIT
5. PINK LIPS
6. KOMM SUSSER TOD
7. THE ANSWER
8. FLOWER N'SHIT
9. HYMN TO LOVE

■<SATANIC CARNIVAL 2023>

6月17日(土) 幕張メッセ国際展示場 9-11
6月18日(日) 幕張メッセ国際展示場 9-11

▼6月17日(土)出演者
AFJB
バックドロップシンデレラ
The BONEZ
Crossfaith
Dizzy Sunfist
Dragon Ash
ENTH
Fear, and Loathing in Las Vegas
FOMARE
ハルカミライ
HAWAIIAN6
Ken Yokoyama
locofrank
MONGOL800
ROTTENGRAFFTY
SHANK
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
Survive Said The Prophet
Track's
WANIMA
Prompts (O.A.)

▼6月18日(日)出演者
04 Limited Sazabys
10-FEET
coldrain
Crystal Lake
dustbox
Fire EX.
GUMX
G-FREAK FACTORY
花冷え。
HEY-SMITH
LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS PLUS
マキシマム ザ ホルモン
NOISEMAKER
OVER ARM THROW
RAZORS EDGE
SAND
SHADOWS
SiM
Suspended 4th
Hi-STANDARD

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