ミック・マーズ、ソロ・アルバムのタイトルを明かす

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元モトリー・クルーのミック・マーズが、『Rolling Stone』誌の取材中、ソロ・アルバムや収録曲のタイトルを明かしたという。

◆ミック・マーズ画像

同誌によると、アルバムのタイトルは『Another Side Of Mars』で、「Broken On The Inside」「Alone」「Lonely In Your Grave」「Loyal To The Lie」「Decay」「Fear」「Memories」「Erased」などの楽曲が収録される予定らしい。新作を聴いたライターは、モトリー・クルーのどの楽曲よりダークでアグレッシヴだとの感想を述べている。

マーズは現在、アルバムをリリースするレコード会社を模索しているところだが、アルバムを発表してもツアーの開催はないそうだ。「ツアーはもう終わりだ。もし1回限りの公演、もしくは2晩の公演を本当に本当に望まれたら、多分、やるな。でも、移動、フライトなんかは……もう終わりだ」と、話したという。

マーズは昨年10月、ツアー活動からの引退を表明し、彼の代理人は「ミックはこのバンド(モトリー・クルー)のメンバーであり続ける」との声明を出したが、モトリー・クルーはその後、ツアーだけでなく新曲のレコーディングもジョン5を迎え、行っている。

マーズは、モトリー・クルー関連の事業をめぐり訴訟を起こしたことについて、この『Rolling Stone』誌のインタビューでこう話している。「彼らがハイになりたがり、全てを台無しにしようとしていたとき、その尻拭いをしたのは俺だ。それがいま、彼らは俺のレガシー、モトリー・クルーの俺のポジション、名義やブランドの所有権を奪おうとしている。ハインツ・ケチャップからどうやったらハインツ氏を解雇できる? フランク・シナトラやジミ・ヘンドリックスのレガシーは永遠に残り、彼らの相続人たちはそこから利益を得続けているだろ。彼らは、それを俺から奪おうとしている。俺はそんなことはさせない」

マーズは、2015年末にモトリー・クルーが活動を休止してすぐ、ソロ・アルバムの制作に取り掛かり始め、2018年には「俺のファースト・アルバムは、俺が開けなくてはならないドアの鍵になるだろう。間違いなく、失うファンも出てくる。前のバンドとは違うサウンドだからね。上手く行けば、俺はもっともっと先に進み、改革し続けていくことができる。俺は進化し続けたいんだ。前に進み続けたい。モチベーションを保ち続けたい。学ぶのを止めるときは、ギターを置くときだ」と話していた。

Ako Suzuki
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