【速レポ】モンパチフェス＜WWW!!23＞、最終日のオープニングは島バナナーズ「最年長です。中年乃風を吹かせます」

11月5日(日)、＜What a Wonderful World!!23＞の3日目のオープニングアクトを任されたのは、島バナナーズ。6年前から地元のお祭りやフェスに出演するなど知名度を高めてきた。ハブSTAGEの客席エリアを見れば、バナナのコスプレ姿のファンも何人かいるほどだ。

◆ライブ写真

「Hey, What's up? ＜What a Wonderful World!!＞, Are you ready? All right, Let's go!!」

SEと共に挨拶を決めながら姿を現わしたのはメインボーカルのオオミネとイメージカラーはグリーンのジミー。二人はシャボン玉マシンを手に、早くもハッピーモード全開だ。そんな二人のバックを固めるのは、イメージカラーはイエローのコージ、イメージカラーはブルーのカズボー、イメージカラーはレッドのリキオというダンサー3名。




色鮮やかすぎる原色スーツに身を固めた、曰く、平均年齢59歳、平均体重85キロという中年オヤジ6名からなるグループだ。その一方でサーフィン連盟会長だったり、経営者だったり、プロサーファーだったりするという。

そんな彼らは、'80sのディスコビートや'90sのユーロビートに乗って、歌い踊る。ビーチに集まったORANGE RANGE(ハブSTAGEのトップ)のファンも釣られて踊り出す。さすが、地元に根付いた百戦錬磨のライブグループだ。


「6年前に結成したんだけど、6年前からキヨサクにお願いし続けました。そして去年、キヨサクから「兄貴、5年間観てたよ」と言われ、今日、見事に最終日のオープニングに登場することができました。俺たち最年長です。“中年乃風”を吹かせます。笑ってますけど、誰もが通る道なんで。あと20年後、30年後、(みなさんも)通りますからね」──オオミネ

某アイドルから触発されたのが丸わかりな「ニカラグアセニョリータ」も年齢からは想像できない一体感とキレのあるダンスが見もの。年齢的には中年だが、今、青春真っ只中の5名だ。表情も活き活きさせながら、＜What a Wonderful World!!23＞を楽しみまくる。




「(MONGOL800は)結成25周年だというけど、俺らはまだ6年。俺、あと25年も生きてないよ（笑）。25年後、俺なんか85歳を超えるよ。みなさん、今日もがむしゃらに遊んでいきましょうね」──オオミネ

サンバナンバー「OLE(オーレ)」を潮風も気持ちいいビーチで、中年男性ならではの生活習慣病も身体の痛みも忘れて舞い踊る島バナナーズ。そのパワフルさとスマイルに、心を奪われていくオーディエンスでもあった。


文◎長谷川幸信
写真◎maki nagamine