キコ・ルーレイロ、メガデスから離脱した経緯を説明

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Photo by Travis Shinn

昨年9月にメガデスの活動から離脱したギタリストのキコ・ルーレイロが、そう決断するに至った理由を説明した。

ルーレイロは、『Guitar World』のインタビューで、こう語っている。「ブラジルへの帰省旅行を予約したのが始まりだった。最後に訪れたのはパンデミック前の2019年だったから、“家族に会わないと”って強く思うようになり、昨年の感謝祭の時期に旅行を決めた。メガデスは通常、その時期は何もしていないからね」

「若いとき、未婚で子供もいないときは、“コンサートは多いほどいい”って考える。でも、僕の娘はいま12歳で、僕は彼女ともっと一緒に過ごしたい。同時に、ライヴもやりたいって気持ちはある。2015年にメガデスに加入したとき、娘はまだ小さく、双子が生まれたばかりだった。ツアーをやる必要があるのは承知しつつも、子供たちや妻と家で過ごしたいって、常に葛藤があった。“家に子供たちがいるのに、ロックスターをやってるべきなのか?”って思いは浮かび続け、それは重要な瞬間や日々を逃すことが増えれば増えるほど辛くなった」

「2023年、とくに3ヶ月のサマー・ツアーの最中にさらに酷くなった。それで、6月にデイヴ(・ムステイン)のところへ行き、“これは僕の手に余る。自分が100%の力を出せるところにいるとは思えない”って言ったんだ。そう言うのは複雑だった。だって、僕はプレイしたかったからね。でも、家にいる必要があるのもわかってた」

当初は、秋に開催されたツアーへの不参加だけを考えていたが、子供たちのことで問題が発生したり、医師に診てもらわねばならない状況となり、家に留まりたいと思ったそうだ。「子供がいない人たちには理解できないだろう。一方で、子供がいる人はわかるだろう」

私生活を選んだことに後悔はないという。

メガデスは、ウィンターサンやSmackboundでプレイしてきたフィンランド出身のギタリスト、テーム・マントゥサーリを迎え、ツアーを続けている。

ルーレイロは12月、ブラジルでソロ名義の公演を開催した。

Ako Suzuki
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