ポール・スタンレー、キッスのアバターに対する批判は意に介さず

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キッスがアバターで活動を続けることに批判的なファンもいるが、フロントマンのポール・スタンレーは気にならないそうだ。彼らが新たにやろうとしていることに人々が困惑するのはいつものことだという。

キッスは12月2日にニューヨークで開催した最後の公演で、「この道の終わりは、別の道の始まりだ」と話し、アバターをお披露目した。その後、ビデオも公開され、多くの人々がキッスの新アバターを目にし、賛否両論の意見が上がっている。

スタンレーはそれに対し、『Ultimate Classic Rock』のインタビューでこう語った。「興味深いことに、人々は…、まあ当然かもしれないが、あのアバターに対し、まずは誤った印象を持ったようだ。僕らは、ガーデンでの公演(マディソン・スクエア・ガーデンで開催されたキッス最後の公演)で、この先計画していることの一部をちらっと見せたかった。でも、あのアバターはまだ初期の段階だ。見た目も目的も、完成品とはほど遠い。空飛ぶアバターが僕らに取って代わるのが目的ではない。キッスの多様化のひとつに過ぎない」

「正直言って、この50年間、人々は何度も僕らの計画に困惑してきた。10のうち9は成功した。そして、他の人々がそれに続いてきた。だから、(批判されるのは)今に始まったことではない。僕らは、他のバンドにはできないことができる恵まれたユニークなポジションにいる。だからそれを活用しなかったり、冒険しないのは、僕は馬鹿げてると思う。僕らは4つのアイコン、そしていろんな意味でアイコニックなバンドを創り出すために一生懸命やってきた。僕らが創ってきたものを多様化したり極大化しないのはクレイジーだと思っている」

キッスのアバター公演は2027年の開催を予定している。ギタリストのトミー・セイヤーは最近、「アバターのことをやるのは、今のところ、興味深い。僕らが望んでいるイメージを得るまでには、ある程度の時間がかかるだろう。大局的に見て、これがどういう意味を持つのか、僕はちゃんと考えたことはないが、テクノロジーがこんなに速く進化しているのであれば、エンターテインメントの多くがこの方向へ進むのは間違いない」と話していた。

Ako Suzuki
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