ブルース・ディッキンソン、アイアン・メイデンのライブに一目惚れ「このバンドで歌いたいと思った」

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アイアン・メイデンのフロントマン、ブルース・ディッキンソンが、アイアン・メイデンのライヴ・パフォーマンスを初めて目にしたときの衝撃を振り返った。「このバンドで歌いたい」と思ったそうだ。

『Record Collector』最新号のインタビューで、アイアン・メイデンとの出会いについて問われたディッキンソンは、こう語っている。「初めてメイデンを観たのは、(ロンドン)カムデンにあったMusic Machine(ライブ会場)でだ。(ディッキンソンが当時、在籍していた)サムソンがヘッドライナーだった。なぜなら、俺らのマネージメントがその公演の金を出してて、“トップ・スロットでパフォーマンスしたい”って言ったからだ。俺らには身分不相応だったがな。それは、メイデンが登場したときに明白となった。会場は大混雑してた。俺は、彼らがどれほどいいかって噂を聞いてたから、観た方がいいって思ったんだ。彼らが登場したとき、俺は、“ディープ・パープルは観たことないが、彼らの最盛期がこんな感じだったんだろう。嵐を巻き起こしてる”って思ったよ」

当時のアイアン・メイデンのフロントマン、ポール・ディアノのヴォーカルをどう思ったかとの質問には、「彼はまあ、オーケーだったよ。でも、声にあまり柔軟性がなかった」「他のメンバーはすぐに、才能があるってわかった。こう思ったのを覚えてる。“すごい、俺はこのバンドのフロントになりたい”って」

そして、その夜のヘッドライナーだったサムソンだが、「彼ら(アイアン・メイデン)がプレイし終わった途端、会場にいたみんながその場を離れた。俺らは3人くらいを相手にしたヘッドライナーだった」という。

アイアン・メイデンは、1979年にMusic Machineで数回パフォーマンスしており、そのどれかでサムソンと遭遇していたものと思われる。ディッキンソンは、1981年、ディアノの後任としてアイアン・メイデンに加入した。

Ako Suzuki
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