Chuck D他、聴聞会でNapster問題に意見。反メタリカ感情、衰えず

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 The House of Representatives Small Business Committee(下院小規模事業委員会)が、5月25日(水)、問題になっている音楽交換ソフト、Napster(ロンチ・ジャパン・ニュース4月22日4月23日5月8日5月21日5月23日5月24日)について論議する為の聴聞会を開いた。この日、意見を述べたのは、Public EnemyのChuck D、Global Public Policy and Standards of Emusic.com(Eミュージック世界基準規格社)の副社長、Peter Harter、Tommy Boy Recordsの創立者、Tom Silverman等。

 委員会の広報官、Dwayne Andrewsが、25日の聴聞会以降の動きについてLAUNCHに語った。
「多くの人から受け取った手紙や聴聞会での意見を記録として参考にし、引き続き議論を監視、調査していきながら、条例を定める必要があるのか、またそれが、著作権法になるのか、オンラインミュージックについての別のものになるのかを見定めていく。より多くの情報を得ることで、適切な判断を下す事が出来るようになる」

 HoleのCourtney Loveは、聴聞会に参加しなかったが、最近のDigital Hollywood会議でインターネットを通して、Napsterそして音楽配給についての意見を述べている。
「昔ながらの方法で100万人以下の人に曲を聴いてもらうより、1億人に曲を聴いてもらうほうがいいわ。去年、音楽のダウンロードが、10億回行われているのよ。Napsterのどこが音楽産業に損害を与えてるっていうの? 影響ないわ。Napsterを恐れているのは、はっきり言って、アルバムに時間稼ぎの曲を入れてるような人達だけよ。シングル曲以外の曲を聴かれて、アルバムを買ってもらえなくなるのが恐いのよ。キチンと作られた音楽作品は、マスタリングの音も商品としてのパッケージも、ちゃちなMP3ファイルなんかの比じゃないわ」

 小規模事業委員会では、論議が少なくとも、まだ2週間は続けられる為、引き続きNapsterについての意見を受け付けている。調査結果は連邦議会での条例制定の必要性の有無の決定において考慮される。Andrewsによると、現時点では、立法に関わる議員達は、成り行きを見守る立場をとっているという。

 一方で、反Metallicaの感情は高まっており、ウェブサイトzeropaid.comでは、Metallicaファンをやめた人達の名前が挙げられている。サイト運営者は、Metallicaが、バンドの曲をダウンロードしたファンの名前をNapsterに提出したことに対するものとして、元ファンの名前を募っている。

記:Darren Davis、ニューヨーク
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