ジョン・フィリップスとローリング・ストーンズのアルバムがついにリリース

ポスト
長い間、所在が不明となっていた故John Phillipsのレコーディングテープが、収録後およそ30年の時を経てついにリリースされる。これらのテープはRolling StonesMick Jagger、Keith RichardsとJohn Phillipsとのデュエットをはじめ、StonesのメンバーMick Taylor、Ron Woodらの演奏をフィーチャーしている。『Pay, Pack And Follow』は4月24日(火)に店頭発売。だが、悲しいことにPhillipsは3月18日に65歳で亡くなっている。

テープは昨年、ニューヨーク州ブルックリンの倉庫から発見され、長年に渡る興味深い旅を生き抜いてきた。その中の9曲はロンドン、モントリオール、ニューヨークでレコーディングされたが、マスターテープは紛失。Phillipsは次のように語っっていた。
「クイーンエリザベスII号で旅をしていて、どういうわけか荷物が乗ってなかった。テープは世界中を移動し、貨物に紛れてしまった。2年後にある男性が電話をかけてきて、僕のことをJohn Phillipsかと尋ね、24トラックのレコーディングテープを7本置き忘れていると言うんだ」

テープは方々を巡って発見された後、再び行方不明となり、その後また、イングランドにあるRichards家の納屋で古い農具とタイアの山の下で発見された。

そして、テープの驚異的な長旅は、ある倉庫会社がPhillipsに電話をかけてきたことで最終ラウンドを迎え、幕を閉じる。
「ひょっとして、僕がこれらのテープと関係があるんじゃないかって言うんだ。メッセンジャーがその会社に届けにきたらしく、差出人である僕の住所が貼られていた。それで、FedExでそのテープを急送してもらったんだ。それ以来、ベッドでテープといっしょに寝ているよ」

『Pay, Pack And Follow』は全曲がPhillipsによって書かれている。ファンは素朴で優しいアルバムを期待し、心を和ませることができるだろう。Phillipsはアルバムの曲について次のように語っていた。
「このレコーディングは生のロックそのものだ。MickとKeithの演奏もすごく自然で、すばらしい」

Sue Falco、ニューヨーク
この記事をポスト

この記事の関連情報