斉藤和義のニュー・シングルがついに到着!

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斉藤和義のニュー・シングルがついに到着!

今年の春に行なわれたツアーでもすでに披露された「劇的な瞬間」がリリースされる。
ミニ・アルバム『HALF』の発表はあったものの、考えてみればシングルとしては「アゲハ」以降、1年半ぶり。
その間行なわれたツアーのこと、最近の楽曲制作について、斉藤和義の近況をまとめて聞いてみた。

些細なことでも劇的になる、そういう瞬間

最新シングル

「劇的な瞬間」
SPEEDSTAR RECORDS VICL-35282
2001年07月25日発売 1,100 (tax in)

1 劇的な瞬間
2 黄金のサンダル

斉藤和義さんよりメッセージが届いています!


斉藤和義 出演 ≪夏のイベント≫

an Summer GIGS TREASURE MAP 052
日時:2001年7月30日(月)
OPEN 17:30/START 18:30
会場:名古屋ダイヤモンドホール
他出演者:堂島孝平黒沢健一つじあやの
【問】サンデーフォークプロモーション 
052-320-9100


ARABAKI ROCK FESTIVAL in SENDAI BAY
日時:2001年8月4日(土)
会場:仙台港(夢メッセみやぎ/accel)
他出演者:GRAPEVINEGOING STEADYTHEATRE BROOKthe pillowsPOTSHOTRIZE…他
【問】GIP ARABAKI PROJECT 022-212-9415
http://www.gip-web.co.jp/arabaki


男祭り'01
日時:2001年8月14日(火) 
OPEN 17:00/START 18:00
会場:SHIBUYA-AX
他出演者:Something Else吉田直樹/広沢タダシ
【問】SOGO 03-3405-9999


SUMMER SONIC 2001
日時:2001年8月19日(日) 
OPEN 9:00/START 10:30
会場:大阪WTCインテックスオープンエアスタジアム
他出演者:BECKPRIMAL SCREAMCIBO MATTOMatthew SweetRussell Simins …他
【問】SUMMER SONIC 2001 OSAKA事務局 06-6233-8885


ROCKだぜ!(弾き語り)
日時:2001年8月24日(金)
OPEN 17:30/START 18:30
会場:マリンメッセ福岡
他出演者:ゆず奥田民生
【問】キョードー西日本 092-714-0159


LSD CARNIVAL ~Von voyage a Kagoshima~
日時:2001年8月25日(土)
OPEN 17:00/START 17:30 
会場:日比谷野外音楽堂
他出演者:ラフィータフィーGO!GO!7188Hi-5
【問】ディクスガレージ 
03-5436-9600(平日12:00~19:00)


SOUND MARINA 2001「瀬っ戸STOCK2」
日時:2001年8月26日(日)
OPEN 12:00/START 14:00 終演20:00(予定)
会場:観音マリーナ特設会場
他出演者:SUPER BUTTER DOGTHE BOOMCHAGE&ASKAKEISON …他
【問】 サンマリ事務局 082-253-1010
http://www.tss-tv.co.jp/sunmari/
──シングルを出すのは昨年の「アゲハ」以来で、考えてみたらすごく久しぶりでびっくり、みたいな。

斉藤:
さぼってたわけでもないし、もともと「HALF」もシングルを出そうって話で録ってたんだけど、やっていくうちに曲が増えていったので“じゃミニ(アルバム)にしちゃえ”って。だからシングルを出さない気はなかったんだけど、気がついたらそうなってて。

──昨年から今年にかけてのいくつかのツアーで、特に今年の3月のツアーは新曲をメインに披露した点が印象的だったんですが。

斉藤:
単純に、アルバムを作ってツアーをするっていう流れに飽きたっていうか。それから、レコーディングをするといっても、曲が当日に完成されているっていうことがなくて、曲のモチーフをスタジオでまとめる作業が多かったんです。だからできたてホヤホヤの曲がCDに収まってて、ツアーをやっていくうち感じが変わってだんだん曲ができあがっていく、みたいな。だから、先にツアーで新曲を固めていきつつ、それをレコーディングしながら進めて、途中でいいテイクがとれたらそれをそのまま使っちゃえ、と。

──ツアーそのものが楽曲の制作過程という?

斉藤:
そうですね、半分はそういう理由で。あとは単純にできたから聴かせたい、と。

──今回の新曲もそのツアーでやってた曲ですよね。この曲がシングルになったいきさつは?

斉藤:
おまかせですね。何曲かを持っていって、その中からレコード会社の方に決めてもらったんです。あとはツアー中のアンケートで、ファンからの人気の高かった曲っていうことで参考にしたり。

──斉藤さん的にはどれでもいいと?

斉藤:
うん。もともと単発でシングル用に曲を作るってことは得意じゃなくて、今までもアルバム制作の流れからこれにしてくれとか言っていましたから。

──今はアルバムを作ってる最中?

斉藤:
そうですね。ま、9割方あがって、12月には出せるかなと。

──『HALF』の時は、セッション的な印象を受けたんですけど、今回の曲はバンドっぽい要素を前面に出しつつ、とてもシンプルなサウンドだなって思いました。

斉藤:
まずSEVENの3人で成立するアレンジにしたいなと思って。楽器を足していくのは簡単なんだけど、逆に引いて成立させる方が大変だったりするんですよね。最近はそういうシンプルなものにしたいなっていうのがあって、それを目指したんですけど。

──引いて引いて残ったもの、みたいな?

斉藤:
いや、このメンバーではちょこちょことやってるんで、最初にこんな感じっていうのがあればそれでできちゃう。

── カップリングの「黄金のサンダル」はどうですか? レゲエな作品で珍しいですよね。

斉藤:
あんまり突っ込んだことはわからないし、でき上がったらレゲエ調だったっていうか。でもやるんだったら本場の人にやってもらおうかなって思って、出来上がってきたのがこの形だったんですね。

──ちょっと意外な作り方かも。

斉藤:
前はそういうやり方もたまにしてたんだけど、最近は一人でやることが多かったから。一緒にやったことのない人とやるのも新鮮で楽しかったですね。もっとグチャグチャになるかと思ったけど、王道なものになりましたよね。

──改めて思ったんですが、今回の2作品はサウンド、歌詞ともにシンプルですよね。

斉藤:
今までもそうだったけど、歌詞は何も考えず書いたほうがすんなり歌えるっていうのはありますね。「劇的な瞬間」も5分か10分くらいで書いたし。

──そういうほうが作りやすいと?

斉藤:
テーマさえ決まれば。2~3年くらい前までは“もう歌いたいテーマなんかないや”って思った時もあったんだけど、今は歌にすることなんて、なんでもあるはずだって気持ちはあるんですけどね。今まではネガティヴな時に曲を作ることが多くて、あまり楽しい時には曲を作らなかったんだけど、そういう時にばかり作るのが嫌だなって思って、最近はなるべくニュートラルな時に作ろうって思ってはいるかも。

──タイトルを聞いたときに「劇的な瞬間」=ドラマティックなシーンみたいなイメージがあって。でも実際に歌詞を見るとすごく日常的な、些細な瞬間を歌ってますよね。

斉藤:
この曲に関しては、めちゃくちゃ劇的なことはないですよね。ドラマティックなことじゃなくても、こっちが心を開いて何かに向かっているときは、些細なことでも劇的になる、みたいなそういう瞬間があるんだよっていうか。

──では、斉藤さんにとっての劇的な瞬間とは?

斉藤:
んー、…ライヴをやってる時はそうかも。たまに冷静になって考えると、よく人前で歌えるなって自分で思いますから(笑)。

取材・文●市川美奈香

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