エレクトロニカ界で話題のボーズ・オブ・カナダ、2月リリースの新作『geogaddi(ジオガディ)』最速レビュー

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RadioheadBjork、そしてAutechreApex Twinと新たなエレクトロニック・サウンドを追求した新作が目立った2001年。その勢いから引き続き、エレクトロニカ界話題の2人組boards of canadaが2002年2月13日にニュー・アルバム『geogaddi(ジオガディ)』をリリース! BARKS編集部も大プッシュ! 最速レビューをどうぞ♪

『geogaddi(ジオガディ)』レビュー

たくさんの作品が次々と届けられる中、こんなに新作が待ち遠しかったアーティストは本当に久しぶりかもしれない。boards of canadaがいよいよ2002年2月に24曲もの楽曲を詰め込んだニュー・アルバム『geogaddi』をリリースする。エレクトロニカの金字塔を打ち立て、驚異のロングセラーを続ける1stアルバム『music has the right to chirdren』から約3年半。これ以上早くても遅くても…という心憎いばかりのタイミングでのリリースは、“スコットランドの偉大なミステリー”と評されるboards of canada神話を物語っているかのようだ。

そんな新作『geogaddi』は、前作までの持ち味と全く変わる事なく、力強くてエモーショナル、そして優美な佇まいを兼ね備えている。スコットランドの情景を思わせる広がりのあるメロディ・ライン、重くノスタルジックなダウンビート、まるで霧の中にいる様な幻想的な雰囲気…。彼らのキーワードとなるサイケデリック感を残しつつ、更に進化した繊細なサウンドは、前作以上の心地よさを感じる。多くのフォロワーが出現する中、変わらない事の強さと美しさを伝えるboards of canadaの姿勢は、常に良質のエレクトロニック・サウンドをリリースし続けるレーベルWARPの2002年第一弾に相応しい。後はこのアルバムを引っさげ“あまりにも素晴らしい”と評判のライヴをぜひ日本でも披露してほしい、と願うばかりである。

文●三島珠美枝(bonjour records)


2002年02月13日発売
BRC-51 ¥2,500(tax in)
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