インエクセス、春に米国ツアー開始

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フロントマンのMichael Hutchenceの死から約5年が経とうとしている中、オーストラリアのロック・バンド、INXSは再び米国でツアーを行なう予定だ。カリフォルニア州アナハイムで5月30日からスタートするこのツアーは、2000年の初めからINXSと活動をともにしている元Noiseworksのフロントマン、Jon Stevensと行なう初の海外ツアーとなる。Hutchenceの死後、INXSのオーストラリアでのライヴは米国出身シンガーTerence Trent D'Arbyや、オーストラリアのロッカー、Jimmy Barnesなどがオープニング・アクトを務めている。

Hutchenceの死後、INXSが米国ツアーを計画したのは今回が初めてではない。INXSは昨年春と夏に、Midnight OilやMen At Workとともに“Great Australian Bite”ツアーを行なう予定だったが、開始前にキャンセルとなってしまった。

ギタリスト/キーボーディストのAndrew Farrissは、今回は以前よりも簡単に物事が運んでほしいとLAUNCHに話した。「ブラックタウンっていう場所でThe Cohman Cutterっていう悪名高いギグがあって、そこで1度ライヴをやったんだ。そこにはナイフを持ったクレイジーな酔っ払い連中がいて、嫌いなアーティストの場合は楽屋に入ろうとしてくるんだ。ホント、変だったよ。俺たちのツアー・スタッフの1人が駐車場を歩いて渡ってたら、ある車が来て、意図的に彼をひいたんだ。だから俺は窓のところまで歩いていって、“おい、聞け。それはヒドイだろ”って言ったんだ。そうしたら奴らはみんな飛び出してきて俺に襲いかかって、鎖の針金のフェンスに俺を投げ飛ばそうとしたんだ。あれはかなり恐ろしかったよ。3人のデカイ奴がみんな俺に襲いかかってきて、あの夜は死んでてもおかしくなかったよ」。このクラブの警備員はこの事件を目撃し、Farrisを助けている。

Farrisは声明で次のように述べている。「INXSのリード・シンガーとして、Michaelの代わりになる人はいない。同時に、俺たちはみんな音楽をやっていて、自分達が愛することを続けていきたいという情熱をまだ持っている。昨年は素晴らしいシンガーのJonといくつかのショウでプレイした。とても安心していられたし、サウンドもかなり良かった。だから、今回の米国ツアーで一緒にやるのは自然な流れだと思うんだ」

今回はニューアルバムのリリースの予定はないが、「Tight」という未発表音源を収録した『Greatest Hits』がこの春にリリースされる予定だ。

INXSのツアー・スケジュールは以下の通り(変更の可能性あり):

5/30 カリフォルニア州アナハイム - The Grove Of Anaheim
5/31 カリフォルニア州サンディエゴ - Humphrey's

6/1 ネバダ州ラスベガス - House Of Blues
6/2 カリフォルニア州アグーラヒルズ - Canyon Theatre
6/4 カリフォルニア州ロサンゼルス - El Rey Theatre
6/6 ネバダ州リーノー - Reno Hilton
6/7 カリフォルニア州サラトガ - Historic Mountain Winery
6/8 カリフォルニア州ケルシービル- Konocti Amphitheatre
6/9 オレゴン州ジャクソンビル - Britt Festivals At Britt Pavilion
6/11 ユタ州ソルトレイクシティ - Utah State Fairpark
6/13  アリゾナ州フェニックス - Celebrity Theatre
6/14 ニューメキシコ州ベルナリージョ - Santa Ana Star Casino
6/15 コロラド州デンバー - City Lights Pavilion
6/22 ミシシッピ州ロビンソンビル - Horseshoe Casino
6/23 ジョージア州アトランタ - Chastain Park Amphitheatre

Gary Graff, Detroit with Darren Davis and Bruce Simon, New York LAUNCH.com
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