ビートルズがアップル・コンピューターを告訴

The Beatlesは、アップル・コンピュータが行なっているiTunesオンライン・ミュージック・サービスに対して同社を提訴した。The Beatlesが所有するApple Corps Ltdは、「'91年に交わされた契約に基づき、損害賠償と強制差し止め命令を請求する」と声明文を発表している。

声明文はさらにこう続く。「あの契約は、今後の“Apple”という名前や両社の有名なリンゴのロゴの使用に関して交わされたものだ。今回、我が社は、アップル・コンピュータが新しく始めたインターネットからの音楽ダウンロード・サービスに対し“Apple”という言葉とリンゴのロゴが使用されていることに不満を感じている」同社は、アップル・コンピュータに対し指し止め命令と損害賠償を求め、７月４日にロンドンの高等裁判所に提訴した。

Apple Corps Ltdは、Paul McCartney、Ringo Starr、Yoko Ono、そしてGeorge Harrisonの遺族が共同所有している。

Apple Copsとアップル・コンピュータは、“Apple”という名前とリンゴのロゴの使用を巡り過去何年も争ってきた。一番新しいところで、両社は'91年に、アップル・コンピュータは音楽ビジネスに係わらないと承諾したことで和解している。しかしながら、アップル・コンピュータは今年の初めからiPodデジタル・ミュージック・プレーヤーやiTuneミュージック・ストアを展開。どちらも大成功を収めている。

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