ストーンズの世界ツアー、歴代2位の興行収益を上げる

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『Billboard』誌によると、先月終了したザ・ローリング・ストーンズの<Forty Licks>世界ツアーが、歴代2位の興行収益を記録したという。昨年9月にボストンで始まり先月初めにチューリッヒで終了した1年間に及ぶ世界ツアーで、バンドは3億ドル近くの収益を上げている。

バンドの40周年を記念して<Forty Licks>と名付けられたこのツアーは、アメリカ、オーストラリア、アジア、ヨーロッパなどを廻り、各地のスタジアムやアリーナといった大会場を満杯にしてきた。116公演行なわれたコンサートには、350万人以上の人々が訪れたといわれている。

ちなみに、これまでで最高の収益を上げたツアーというのも、同じくザ・ローリング・ストーンズのもの。'94年から'95年にかけてバンドが行なった<Voodoo Lounge>世界ツアーは、3億2,000万ドルもの興行収益を上げている。

ツアーのプロデューサー、マイケル・コールは、「ツアーは終わった」が、バンドが再度ツアーを行なう可能性はあると『Billboard』誌に話している。しかし、<Fourty Licks>ツアーはトラブルの多いものだった。フロントマンのミック・ジャガーが体調を崩し、英国やオランダ、スペインでの日程を延期/キャンセルしただけでなく、SARSの流行した中国や治安の悪いベルグラードでのコンサートをキャンセルしている。また、メンバーの間で争いが絶えなかったとも噂されていた。

Ako Suzuki, London
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