新生GO!GO!7188、“ひらめきと本能”のニューアルバムを語る -INTREVIEW-

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──確かに。今回の歌詞を見て、“なんでこんなに素直になれたの?”ってすごく思った。こりゃあアッコ、幸せだなって。

アッコ:ねぇぇ(満面の笑み)。ヤッベェ、芸がないと思われちまうと思って、一応隠してるつもりなんですけど。ムフフ。

──全然、隠れてないしぃ。1曲目「近距離恋愛」からラストの「ひとりたび」まで、確実に相手の温もりを信じられてるもの。

アッコ:人を信じるってことを避けてたんだろうなと思って。でもずっとそうしたかったんだろうなとも思って。今はそこに対して素直になれたのでラクチンですね。やっと、やっと抜けたっていう。

──自分でもそういう感覚はあるんだ。

アッコ:あるあるある。こんな日が来るとは思ってなかったですね。生きてるってことは違和感があって、ずっと人との距離を感じ続けていくんだろうなと勝手に思ってたので、バーッと開けましたね。

──そんな人の書いた歌詞でメロディを作ったら、そりゃあ潔い曲ができるわな。

ユウ:うん。詞が先にできた曲は希望が見えて終わってるのが多いなと感じて。これは暗い曲にしたくないってすごく思って。しかも自然に降りてきたのが多いですね。例えば“このメロディ、ちょっとダサくない?”と思っても、この歌詞にはそれが合ってると言えちゃうみたいな。ひらめきと本能、その積み重ねでできたアルバムというか。今までならそこでヘンに捻ったことしようとか考えて、無理矢理変えてたかもしれないですけど。

ターキー:だから歌詞とメロディがついた時点でユウちゃんが弾き語りで聴かせてくれるんだけど、今回はポップな曲がいっぱいできたなぁって。今まで結構重かったですからね。重い曲だからサウンドも重くなるっていうことだったので。まぁ重いのも好きだけど、こういうアルバム出してもいいんじゃない?と思いましたね。ポップでカッコイイことやればいいんじゃん!って。

──ただ、ポップでカッコイイとなると、1音1音が研ぎ澄まされていないとサウンドがしまらなかったりするわけで。

アッコ:プロデューサーが入ったこと自体そうかもしれないけど、いい意味で客観視できるようになってきてて。自分がしたいことと、バンド的にカッコイイは多分違うところにあって、どんどん無駄なものを見極められてるんだと思います。

──3者3様キャラ揃いのプロデューサー陣、スタジオの雰囲気はどうだったんでしょう?

ユウ:どの現場も面白くてずっと笑いっぱなしでした。ただワイワイやってるだけじゃなくて、みんなで一緒に作っているっていうのがすっごい楽しいっていうか、レコーディングの醍醐味ですね。

──GO!GO!の取材でレコーディングの醍醐味って言葉が聞けるなんて?!(驚)

一同:ハハハハハハ。

──本作を引っさげてのツアー、その後またお休みなんてことはないですよね?

ターキー:何も決まってないんすよねぇ。

──出た!出た、出た、出たよぉぉ。

アッコ:でも、今のGO!GO!の勢いを止める必要はないっていうか。最近すごい思うのは、今まで以上のお客さんに聴いてもらおうとしたら、自分達がそれ以上に動いたり、新しいことをしていかないとって。そう考えたらやるべきことはホントにたくさんあって、それをちょっとずつ形にしていけたら、5年後とかもうワクワクしますね。

取材/文●山本祥子

   
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