dorlis、「Swingin' Party2~ワクワク♪Jive×Jazz×Jam~」インタビュー

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[インタヴュー] Part.2

──舞台は合コン会場。相手チームの男性陣を競走馬に例えながら、余裕を持った女性(野宮真貴)と、必死で勝負をかけようとする女性(dorlis)が、エリート高学歴の本命君を落とそうと競い合ってゆく。そのシチュエーションが最高ですね。

dorlis:“野宮さんに合コンの歌を唄わせていいのか!?と思ったんですけど(笑)。野宮さんは、ちょっと落ち着きがあって、ゆとりを持った目線で相手を狙う女性の気持ちを。私は、必死に男を取らなきゃという焦り気味な感じの女性の心情を、互いの声色を活かしながら歌いました。その辺のバランスは、楽曲の中で映えてると思います。

──なぜ合コンがテーマだったんですか?

dorlis:この作品は、中田さんの手によるお洒落なクラブ・スタイルを彷彿とさせるリミックス・バージョンを収録して、オリジナル・バージョンは、管楽器の入ったミディアム・テンポのボサノバ調の楽曲になっているんです。そのオリジナルは、6月6日にリリースするアルバムに入ることが決定してるんですけど。その曲を聴いたときに、管楽器の奏でるフレーズがやたらスリリングなことから、その音色が、まるで競馬のファンファーレのよう響いてきたんですね。そこから、“ファンファーレ→ダービー→賭け→女の闘い→合コン”と連想。女性2人が競う相手たちを競走馬へ見立てて、ボックス賭け、ダークホース、サラブレッド、アキュームレーターなど、いろんな競馬用語を歌詞に入れながら、合コンで本命狙いを競い合う歌にしてみました。

──そしてもう1曲が、dorlis×大西ユカリ×須永辰緒による、昭和歌謡の香りを漂わせる「メンズキラー☆シスターズ」です。

dorlis:最初はもっと現代風の歌詞を書いてたんですけど、レコーディング前日に“大西ユカリと新世界”のライブを観させていただき、もっと“いなたい表現”にしようと急遽歌詞を変更しました。昔懐かしい昭和歌謡的なコード進行で楽曲が進んでいく、まるで昼ドラ系な女性が登場するような歌の世界になりました。

──セクシーな洋服を身にまとった女性2人が、抜群のプロポーションをチラ見せしながら、男を品定めしてゆく様を描写。なにせ2人は、“メンズキラー☆シスターズ”ですからねぇ。

dorlis:最初は“この言葉はやりすぎかなぁ”と思ったんですけど、巻き舌で歌うとすごくいい感じなんですよ。なので、そのまま採用(笑)。じつはこの曲で☆マークを付けたことをきっかけに、他の2曲にもいろんな記号マークを入れるようにしていったんです。歌詞では、お互いに違った部分をアピール。実際に女性って、上目づかいで見つめながら話す人もいれば、サバサバッとした感じで迫る人もいたりと、人それぞれアピールの仕方も違いますよね。この曲でも2人の違いを楽しんでいただきつつ、“あなたはどちらの女性に落とされたいですか!?”というところも楽しんでもらたいですね。

──3曲3様の楽曲スタイルとはいえ、どれも見事一つに心地好く溶け合ってますよね。

dorlis:まるで磁石のSとNが吸い寄せられるように見事にハマったコラボレートになりました。私自身も、いろんな声の表情を見せることができましたし。dorlisとしての新しい一面を、みなさんに感じていただけたら嬉しく思います。

──6月6日には、待望のアルバム『Swingin'Street 3』の発売。さらに東名阪でのライブも決まりました。

dorlis:アルバムはまさにビックリ玉手箱的な…こちらでもいろんなコラボレートを多彩に楽しめると思いますし。ライブも、いろんな方がゲスト参加してくれそうなぶん、ステージはかなりすごいことになりそうなので、そちらもぜひ期待してて欲しいですね。

取材・文●長澤智典

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