オレスカバンド、初フルアルバム『WAO!!』インタビュー
オレスカバンド
オレスカバンド インタヴュー
オレスカバンド are
とみ(Bass/Vocal)、もりこ(Tenor Sax)、サキ(Trumpet)、たえさん(Drums)、リーダー(Trombone)、いかす(Guitar/Vocal)
いかす:歌詞って、私でなくたえさんが書いているじゃないですか。だから、最初はその言葉をどう伝えるべきか、悩んだんですよ。でも、私たちって聴く人が自由な感覚でとらえることのできるような音楽を作りたい。そのためには、誰かの意見を聞いてそれを音にするより、自分の感じたことを素直に表現したほうが、リスナーは自由な解釈で私たちの音楽を楽しんでもらえるんじゃないか、って思ったんですよ。なので、ある程度のコンセプトはたえさんに聞きますが、あとは自分の思ったとおりの歌い方にしていますね。
たえさん:そうですね。別に意識はしてないんですけど。自然とそうなっているというか。抽象的になるんですよね。また抽象的なほうが、聴き手の気持ちのなかに、よりリアルに響くと思うんです。
とみ:どこかというより、歌詞全部が自然と自分の人生とリンクすると思いますよ。たえさんの歌詞って、一見難解なところがあるんですけど。じっくり聞くと、ものすごく自分の考えとハマるんですよね。この表現やー、みたいな(笑)。自分の気持ちを代弁してくれるような気分を味わえるんですよ。だからぜひ、歌詞をじっくり感じてほしいんですよね。
いかす:18歳の私たちが作った曲ですけど、これは年齢関係なく共感できる歌詞だと思います。
とみ:昔は歌うことに疑問を持っていたんですよ。何で作詞も作曲もしてないのに歌うんやろ?って。でも、最近自分の声はベースと同じ楽器なんやな、って思いだして。歌うことに抵抗なくなって。もっと歌いたいなって、思っているんですよ。
たえさん&いかす:へぇー。
とみ:今、初めて言っちゃった(笑)。そう、歌いたいんですよ!うん、歌いたい!!
たえさん:わかったって(笑)。
いかす:「川のぼり」ですかね。歌詞がついてから、どういう演奏をしようかイメージがついたんですよ。私の作ったメロディのみの段階では、あまりイメージがピンとこなくて。でも、たえさんに歌詞を書いてもらって、曲が見えてきたというか。それが新鮮だったんで。
たえさん:えーっと、何やろ……川を渡るんです(笑)。何かうまく言えないんですけど。『こういうメッセージを伝えたいから』という感じではなく、ポーッと言葉が浮かんで来たんですよ。
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