仙台貨物「芸スクール漢組!!」インタビュー

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仙台貨物インタヴュー.2
「オラたちにみんなのバカを分けてくれ!」

サティ:映像といえばこのシングルには、夏にやった江ノ島でのイベント<男祭>のライヴ映像も入るんだな。

千葉:これは見で欲すいね。絶対笑えるすカッコいいど思う。感動もでぎるよね。「神様もう少しだけ」どがは涙流すね。

――「オーバー~」の歌詞もグッときたところがありましたよ。“本当に自分がバカでアホでクズで笑っちゃう位 本気でバカになってみろ 見えない道が見えるから”というフレーズは、まさに貨物が一番伝えたいメッセージだと思うんですが。

千葉:俺がそうだったがらね。俺は昔、内気で人前ぬ出るのも恥ずがすいしっていうピュアな少年だったげど、仙台貨物のメンバーと出逢って、一緒ぬ過ごすていぐうぢぬ本当の自分を解放できた。それがいま思えばすごぐ幸せへの道だったなど思うがら。そういうのをみんなぬも知ってもらいだいなと思っで、こういう詞ぬすてみだ。まさぬ俺の実体験! 本気でバカぬ振り切ってステージぬ出るど、アドレナリンが出て気持ちいいんだ。ステージですごいっていわれてる人はみんな出てるな。アドレナリンが。

サティ:アドレナリンってなんだべ?

千葉:なんだべ………あれぇ? 雰囲気でしか分がんねぇ。先生なのぬ恥ずかすい(笑)。あのぉ、要は…あれなんだな。あの、脳から出る……サティ、後はお願いっ!

サティ:とりあえず絞り出せと。

千葉:そうそう。だがらみんなもそうなれば新すい道が見えでくるんじゃないがな。

――で、そんな貨物がアドレナリンを大放出する<トゥアー2007教師ぎんぎん物語>が始まります。最終日は日比谷野音!

千葉:江ノ島ぬ続きまだ野外! 野外っていうだげあって開放的なライヴぬはなると思うんだな、かなり。日比谷のオフィス街で叫んでやりますよ!

サティ:なんて叫びたい?

千葉:捕まろうがどうなろうが、ギリギリのどごろまでいぎだいな。

サティ:ギリギリでいつも生きていたいんだな(笑)。

千葉:そう! そういう貨物をファンも見だいんじゃないがなと思うがら。より激すいパフォーマンスを見せだいな。

――今後の貨物は? このままさらに大きな会場、武道館とかまでいっちゃいますか。

千葉:大きいどごろでやるというよりは、いろんなバンドさんと夏のフェスティバルぬ出でみだいな~。

サティ:そこで度肝を抜きたいね。

――ライヴで、例えばですけど、バカになって新しい道を開きたいという人たちを募集して“小千葉”としてステージで一緒に踊ってもらうとかどうですか?

千葉:あぁー、いいね。それやるんなら舞台どがメイクどが全部、これがら新すい道を開ぎだいと思ってる人ぬやらせる。俺はそごまでやりだいな。

――貨物フェスティバル的な感じで。

千葉:貨物現象ね!!(一同笑)

サティ:BUCK-TICK現象、氣志團現象ならぬ。

千葉:貨物現象! やりだいなぁ~。

――みんながバカになって面白がるほど貨物もさらに面白くなっていきそうな予感が。

千葉:そうそうそう!

サティ:オラたちに、みんなのバカを分けてくれっ!

取材・文●東條祥恵

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