国内活動再開の狼煙は、全国フリーライヴツアー!

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LAUNCH_JAPAN/ズボンズ・ライヴレポート


国内活動開始の狼煙は、全国フリーライヴツアー!


国内活動を停止し、海外(主にアメリカ、オーストラリア)で8ヶ月間活動してきたズボンズ。その彼らが本拠地日本で活動再開。まさにズボンズ解禁とばかりに行われたライヴは全国5ヶ所のツアーで、観たい人は観に来い!とばかりに、無料の場で行なわれた。そして、この日、8月30日はツアー最終日、東京でのライヴ。そして、復活シングル「DOO- BEE」の発売日でもあった。

午後3時。9月になろうとしているこの日でも、残暑厳しくて、とても暑い。そんな中、「1・2・3」でスタートした。助走なし、一気に飛び上がるほどの盛り上がりのナンバーが1曲目だ。痩せたようにみえるドン・マツオ(Vo&G)だが、いい意味で削ぎ落とされたようで、鋭さのなかにも、エネルギーが満ち溢れている歌いっぷりと、ギタープレイを見せてくれた。

ドラマーに以前在籍していたブッカビリーが、そしてパーカッションにピロが加入しての、お披露目ライヴでもあるこのツアー。もうひとりのドラマー、アツシが厚くて太いながらもツボの押さえた音を奏でるのに対し、ブッカビリーのタイトでロックなドラム音は、またズボンズに別なスパイスを加え、ガッチリと固まったバンドサウンドを放っている。

そして、新曲「DOO-BEE」、「Mo' Funky」、「Tighten Rap」と次々に繰り出されるファンキーナンバー。それを全身全霊で歌うドン。ズボンズはカッコいい。もうそれだけだ。彼らのサウンドも、音楽的姿勢も、飛び散る汗からギターのワンストローク、そしてギターをかき鳴らすたびにマイクから離れ、歌うたびにマイクに飛びつくドンの一挙手一投足すべてが絵になるのだ。それだけで、突き動かされるファンは正しいというしかない!

800名弱集まったという代々木公園野外ステージ。ステージ前方はもう汗だくのファンが踊りダイヴし、後方では暑いながらも秋風を感じつつ、ズボンズの変わらない姿勢と、一層、強靭でしなやかになったステージングを見つめるファン。「夏を終わらせに来たぜ!」と楽しそうに叫ぶドン。そして、私は、ダイヴしているファンは秋を匂わした青空を見たのだろうかなんて思っていた。夏は終わるけど、ズボンズは再開する。もうそれだけでワクワクする秋だ。

文●星野まり子


●この8/30のセット・リストはこちらへ。(なんと、ドン・マツオ直筆だぁ!)

● ズボンズ"史上最大の小ツアーTOUR FUCKER!!"
 (with Guest MO'SOME TOMEBENDER

  10/5(木) 渋谷・CLUB QUATTRO
  10/11(水) 長野・ライブハウスJ
  10/12(木) 新潟・CLUB JUNK BOX
  10/14(土) 秋田・サウンドサプライ
  10/15(日) 青森・1/3
  10/18(水) 旭川・カジノドライブ
  10/19(木) 帯広・レスト
  10/21(土) 福島・アウトライン
  10/22(日) 水戸・ライトハウス
  10/27(金) 浜松・メスカリンドライヴ
  10/29(日) 高松・オリーブホール
  10/31(火) 高知・キャラバンサライ
  11/1(水) 松山・サロンキティー
  11/3(金) 大分・DRUM TOP'S
  11/4(土) 熊本・Django
  11/5(日) 鹿児島・SRホール
  11/8(水) 長崎・スタジオDo!
  11/10(金) 徳山・ブギハウス
  11/12(日) 米子・ファンフェルナンデス
  11/15(水) 京都・磔磔
  11/17(金) 富山・ソウルパワー
  11/18(土) 金沢・Van Van V4
                  ……and more!
  〔問〕 BOMB FREAKS 03-5436-6010



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