川崎CLUB CITTA'オープニング・シリーズ・レポート_2002.01.31

ポスト
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“奥田民生らしい”ステージ側と観客の近すぎず遠すぎずの距離感

サービス精神もたっぷりのバラエティに富んだサウンドメイキング


奥田民生 2001/01/31

M01 さすらい
M02 愛のために
M03 股旅(ジョンと)
M04 野ばら
M05 The STANDARD
M06 カッコマン・ブギ
M07 マシマロック
M08 最後のニュース
M09 CUSTOM
M10 あくまでドライブ
M11 手紙
M12 哀愁の金曜日
M13 MILLEN BOX
M14 BEEF
M15 イージュー☆ライダー
M16 ルート2

Encore:
M01 月を越えろ
M02 近未来



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暗転した会場からは、なぜ~か派手な楽曲、QUEENの「We Will Rock You」。コンサートに限らず、スポーツの試合前にも流れたりして、かなり盛り上げ曲として有名なこの曲。こういった曲でガツーンと会場を盛り上げておきながら、自分は飄々とギターを弾いて歌うんだよな、奥田民生って。そういうミュージシャンだ。

実は、民生氏、独自のツアーを終えたばかり。今回、CITTA'がリニューアルオープンということで、ツアーとは別に、単発でここ川崎でライヴを行なった、というサービスものだ。

そのCITTA'に登場した彼は、あいかわらずのTシャツ&チノパンでゆる~い格好。そして、まずはステージ上で一服する民生。「We Will Rock You」が終わると、「さすらい」「愛のために」とヒット曲をいきなり演奏。おお、いきなりで大合唱! そして「CITTA'、全然変わってないじゃん(笑)」というツッコミMCの後、ウエスタン調の「股旅(ジョンと)」、メロウな「野ばら」とバラエティ豊かに進行していく。

やはり途中で根岸氏の衣装に対するツッコミが入るのだけど、「
この衣装は藤井フミヤのツアーサポートをしていたときに新調されたものだ!」と自慢。「ならば、今度ツアーでは俺らも衣装作るぞ!」と民生氏負けずに宣言。が、オーダーメイドのTシャツだけどね……とオチをつけた後は、井上陽水の「最後のニュース」をカヴァーし、ギターを掻きむしりへヴィーチューン化、「手紙」では民生氏が泣きのギターを聴かせる。アンコールでは「月を越えろ」も披露。そして言葉使いがレトロ、で米NYのテロ事件へのメッセージともとれる「近未来」でぐっとリスナーの心をシメて終了となった。

とにかく、あいかわらずのマイペースぶり、自分が楽しければすべてOKぶりを発揮していた民生とバックメンバー。それが実はバラエティに富んだサウンドメイキングで、サービス精神もたっぷりで……そんなステージ側と観客の近すぎず遠すぎずの距離感が“奥田民生らしい”……そんな内容だった。

3月には新曲リリースをすることを告知(のみ)した。タイトルは「花になる」だそうだ。

文●星野まり子

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