新世代シンガー・ソングライター、大塚 愛 1stアルバム『LOVE PUNCH』インタヴュー PART 2

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新世代シンガー・ソングライター、大塚 愛
1stアルバム『LOVE PUNCH』インタヴュー PART 2


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「あたしの愛だったり、スタッフの愛だったり、愛を詰め込んだアルバム」

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最新アルバム

『LOVE PUNCH』

avex trax

CDのみ
AVCD-17454 3,059(tax in)
CD 初回特典絵本付き


CD+DVD 2枚組
AVCD-17453/B 3,800(tax in)

1. pretty voice
2. 桃ノ花ビラ
3. さくらんぼ(Original)
4. GIRLY
5. 雨の中のメロディー
6. しゃぼん玉
7. 石川大阪友好条約
8. 片想いダイヤル
9. ハニー
10. 甘えんぼ
11. Always Together

オフィシャル・サイト
大塚 愛 公式サイト
http://www.avexnet.or.jp/ai/
──CDに絵本を付けたのはどうでしてですか?

大塚:アレンジャーに絵本を書いてみれば?って言われて書いてみたらいいものができたので。スタッフの方に見せたら、“これだったらCDに付けらるかも”って。

──絵は昔から書いていたのですか?

大塚:落書き程度ですけど。マンガが大好きです。一番好きなのは『NANA』。

──アルバムを通してアレンジが非常にまとまっていました。アレンジャーのIkomanさんとの共同作業はいかがでしたか?

大塚:彼はギターを弾くんですけど、私の作った作品を彼に伝えて、彼の世界観、アレンジを一緒に作り上げる感じです。あたしがピアノを弾いて、彼が上からコードを乗せていくんです。

──「さくらんぼ」の“イエイ”とか、「石川大阪友好条約」の“yeah!”とか、掛け声の入り方にすごくセンスの良さを感じたのですが、“イエイ”って言葉が好きなのですか?

大塚:あれはあたしが思いついて、もともと原曲に入っていたんですよ。あまり意識して、あたし“イエイ”が好き! とか思ったことはないですけど…、そうなのかなぁ?(笑)。

──「石川大阪友好条約」ではちょっとラップっぽい歌い方をしていますが、ヒップホップなども聴いたりするのですか?

大塚:昔は全然興味なかったんですけど、最近はRIP SLYMEさんがすごい好きなんですよ。

──石川と大阪は仲が悪いんですか? 実は僕は千葉県出身なんですが、千葉県民は埼玉をライバル視しているところがあるんですね。そういった感情が石川と大阪の間にもあるのかな、と。

大塚:あはは、それ面白いですね。そういうのは全然ないです。

──「石川大阪友好条約」のクレジットに、合コンメンバー、徳ちゃん、おかんとありますが、これは誰ですか?

大塚:合コンメンバーは、がやがやした雰囲気を出すために、スタッフの人に参加してもらいました。スタジオでお酒は飲んでないですよ(笑)。徳ちゃんは制作ディレクター、おかんはうちのおかんです。

──「GIRLY」の“スキップ~ スキップ~”というところや、「片想いダイヤル」の“ピ×ポ×パ×ポ”というところなど、言葉の繰り返しのところが面白かったんですけど、こういうフレーズってどんな瞬間に生まれるんでしょうか?

大塚:とにかく思いついたときに、“あ、これだ!”みたいな。ピ×ポ×パ×ポとか、キャッチーなところから組み立て始めることが多いですね。

──「桃ノ花ビラ」で蛇皮線、「しゃぼん玉」でビードロなど、多彩な楽器を使っていますがこういうアイデアはどの辺から生まれてくるんですか?

大塚:バラバラですねぇ。アレンジャーだったり、あたしだったり、ディレクターだったり。

──ヴォーカリストとして意識したことはありますか?

大塚:やっぱり曲によって、声質だったり、歌い方を変える。もっとも曲にふさわしい歌い方ということですね。

──そういう意味で、ヴォーカリストとして自分でこれはうまく歌えたという曲はありますか?

大塚:(スロー・バラードの)「雨の中のメロディー」とか「しゃぼん玉」は感情豊かに歌ったから、聴きどころといえば聴きどころなんですよ。でも、そういう歌い方で「片想いダイヤル」を歌ったら曲の良さが活かされるかといったら違うし、「石川大阪友好条約」はわざとヘタに歌った方が楽しく聴こえる。どれがいい悪いというより、曲がヴォーカルによって、活かされているか、顔を立てているか、ですね。

──「ハニー」はペットについての曲ですが、自分のペットのことを歌っているのですか?

大塚:それが、実はあの曲を書いたのは飼い始める前なんですよ。でも、ペットがいたらこんな感じだろうな、という気持ちを書いたんです。実際、最近ウサギを飼い始めたんですけど、“あ、本当だった”と確信しました(笑)。可愛すぎますね。罪ですね。

──歌詞の中で本当の大塚 愛に一番近い曲ってどれでしょうか? 個人的には「Always Together」あたりじゃないかと思ったりしているのですが。

大塚:人って満月のように、明るい部分も暗い部分も持っていると思うんですよ。人に対して明るい部分を見せる人だったら、絶対影には暗い部分もある。逆に暗い部分をいつも見せている人だったら、裏には明るい部分がある。だから、あたしもいろんな面があるんだと思います。

──最近テレビや雑誌などに、いろいろ出演するようになりました。世間が自分に持つイメージと本当の自分にギャップを感じることはありますか? 多分「さくらんぼ」の明るく元気なイメージが強いと思うのですが。

大塚:そういう面も、もちろんありますよ。でも、実は結構マジメだったり、神経質だったり、考え込んだりする面もあるし。人に全部を見せるより、謎に秘めていたいんです(笑)。

──アルバム全体を通してのテーマはありますか?

大塚:あたしの愛だったり、スタッフの愛だったり、愛を詰め込んだアルバムなので、聴き終わったあとに心に余裕ができたり、人に優しくなれたらしたらいいなぁと思います。

──今後、アーティスト大塚 愛の方向性として考えていることはありますか?

大塚:楽しくありたい。そして、人も楽しませていたい。絵本や写真だったり、いろんなことをやっていきたい気持ちはあるんですけど、基本は曲作り、音楽を中心として。

取材・文●編集部

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