よりストレートな歌詞、切なさと疾走感溢れる新曲「Reset/ゲンジボタル」特集【インタヴュー】

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──「Reset」は、TRIPLANEのポップな部分がうまく表現された曲ですよね。

江畑兵衛(Vo/G):ありがとうございます。出来上がるまでには結構大変だったんですけどね。

──あ、そうなんだ。

江畑:2ndシングルを録ってるときに、“次のシングル、10日後にレコーディングするから”って言われて(笑)。まだ歌詞もできてなかったし、アレンジも固まってなかったので、正直言って無理だと思ったですけど……。僕らは技術も高くないから、けっこう必死に練習してからじゃないとレコーディングできないないって思ってたんですよ。

──不安だった?

広田 周(Dr):かなりピリピリしてましたね、ギター(川村)が(笑)。

武田和也(B):テンパリやすいタイプなんで、もともと。

──そうなの?

川村健司(G):やっぱり、アレンジができてなかったっていうのはきつかったですね。10日間のうちにアレンジを練り上げて、演奏レベルも上げて……っていうのは、けっこう大変でした。結局、レコーディング中に(アレンジを)考えたりもしてたんだけど、そういう状況もプレッシャーだったし。しかも“明日、ギターの録音がある”っていうときに(他のメンバーが)朝までゲームやってたんですよ!

江畑:リズムは録り終わってたから、ゲームやって遊んでたんですよ。そしたら(川村が)2階から降りてきて、いきなりブチッて(コンセントを)外して。

広田:ちょっとビックリしたよね。でも、あと1ゲームやってから寝たけど(笑)。

──(笑)。かなり緊迫してますねえ、それは。歌詞はどうだったんですか?

江畑:テーマもなく、完全にゼロからのスタートだったので、大変といえば大変でした。なんていうか……いままでの歌詞って、“わかりづらい”って言われることが多かったんですよ。だから今回はもっとストレートに、誰が聴いてもわかるようなものを目指してて。

武田:以前、言ったことがあるんですよ。“もっとわかりやすい歌詞の方がいいんじゃないか”って。

広田:そのときはぜんぜん気にとめてなかったんですけどね。“歌詞は俺の聖域だから、文句言うな”って感じで。

武田:でも、みんなが何を聴いてるかっていったら、やっぱり歌詞だと思うんですよ。ライヴで一緒に歌いたいって人も多いし、あんまり難しいと理解できないんじゃないかって。メンバーにも意味がわからない、ってことがありましたからねえ。

──今回はラブソングの要素も強いですよね。

江畑:そうですね。個人的には今も、“1回聴いただけでは、よくわかんない”っていうのが好きなんですよ。でも、それって何回も聞き込んでもらわないと伝わらないじゃないですか。いまの僕らの状況を考えると、一発でグッと惹き付けるものをやるべきだなって……。

川村:この曲の歌詞は、すごくいいよね。



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