コルグ「KRONOS」に軽快な演奏ができるライト・タッチの新設計LS鍵盤搭載の88鍵モデル「KRONOS LS」が登場
コルグのミュージック・ワークステーション「KRONOS」のラインナップに、ピアノだけでなくオルガンやシンセの演奏にも最適な新設計のLS鍵盤を搭載した「KRONOS LS」が新たに加わった。
「KRONOS」は9つの異なる音源を備えた、コルグ史上最高の性能を誇るミュージック・ワークステーション。ピアノからオルガン、シンセから物理音源まで、その幅広いサウンドのポテンシャルをより引き出すための一つの提案として登場したのが今回の新モデル。ピアノが弾きやすく、オルガンやシンセの演奏に最適な、タッチの軽いカジュアルな88鍵モデル、「KRONOS LS」だ。ボディカラーも落ち着いた雰囲気のダーク・ブラウンに一新、サイド・ウッドもサンバースト・カラーとなり、これまでのKRONOSとは違った魅力を持つデザインとなっている。
ライト・タッチの鍵盤は、KRONOS-88鍵モデル、73鍵モデルで採用されたRH-3(リアル・ウェイテッド・ハンマー・アクション3)鍵盤はもちろん、61鍵モデルのナチュラル・タッチ・セミ・ウェイテッド鍵盤とも異なるもの。オルガンやシンセの速いフレーズ、グリッサンドが弾きやすいようKRONOSのために新設計。鍵盤自体の構造も見直し、従来のライト・タッチ鍵盤(61鍵)よりも、複雑なコードや難易度の高いフレーズの演奏でも、ベロシティのコントロールがしやすくなっている。
新鍵盤の採用により、軽量化が実現したのも注目。従来のピアノ鍵盤を使用したKRONOS-88鍵モデルに対して6.3kg軽量化。同73鍵モデルとくらべても3kg以上も軽くなっており、楽器運搬やセッティング時の負担も大きく軽減されている。
新鍵盤搭載に伴い搭載OSも新バージョンとなった。ピアノとストリングスのレイヤー、エレピとベースのスプリットなど、軽いタッチの88鍵盤を生かした、より多彩な演奏が気軽にできるよう鍵盤の割り振り設定をカンタンに行えるクイック・レイヤー、クイック・スプリット機能を加えた最新OS v3.1を搭載。さらにOSは細部にわたりブラッシュアップされており、ストレスのない安定した演奏環境を提供する。このほか鍵盤/外形寸法(1,416×364×134mm)/重量(17.8kg)以外の仕様は、ウェイテッド鍵盤のKRONOS-88鍵モデルと同様だ。
製品情報
価格:380,000円(税別)
発売日:2016年12月下旬
この記事の関連情報
Blackstar、「CabRig」搭載のブティックルックなギターアンプ「HT MK III」が登場
コルグから、ポケモンをデザインしたチューナーとボーカル・ピッチ・トレーナ登場
ARTURIA、ディープなカスタムサウンドデザインなどあらゆるサウンドを作り出すソフトシンセVST「Pigments 5」発売
Blackstar、高音質/多機能を誇るエントリー・クラスのギターアンプID:COREの第4世代が登場
KORG、コンパクトでシンプルなリズム・ボックス「KR-11」新登場
KORGが展開するキット専門ブランドNu:tektから「NTS-1 digital kit mkII」「NTS-3 kaoss pad kit」が登場
KORG、伝説のシンセサイザー「PS-3300」の復刻版を発表
KORG、デジタル・シンセ・シリーズのモジュール版3製品が一気に登場
KORG、驚異的な64ボイスを搭載したデジタルシンセ「opsix mk II」新登場