『プロミスト・ランド』リリース特集――ルルティアが届けてくれるのは“物語”

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彼女の名前は、ルルティア。
作詞作曲はもちろん、アレンジやプロデュースも自ら行なうルルティアだが、
作品のジャケットや一部プロモーションビデオでしか登場しない。
そんな謎のシンガーとは…? 新作『プロミスト・ランド』で紐解こう。
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▲「トロイメライ」 オンエア中♪


ページをめくるほどに、もう一つの世界が覗ける。じっと見つめるほどに、遥かな創造に胸が高鳴る。においと風景。悲しみと慈しみ。争いと祈り。生と死。言葉と色彩で表される、パラレルワールド。
そんな物語のような詩を歌いたいと思いました。そんな宗教画のような歌を描きたいと思いました。 私は今、この世界を生きています。けれど、記された他の誰かの出来事は、どこか自分と繋がっているように感じ、 荘厳で緻密な描写は、豊かな想像や精神世界を伝えてくれる。
そして私は思ったのです。私の生きている今の全て、この現実の世界の全てを、あるがままに受け止め、音楽として表したい。 まるで物語のような詩を。まるで宗教画のような歌を。 私はそう思ったのです。
※試聴は2004年6月15日までの限定公開となります

「トロイメライ」

「シャイン」

「ロスト バタフライ」

「愛し子よ」


『プロミスト・ランド』

2004年6月9日発売
TOCT-25344 ¥3,000(tax in)



※試聴は2004年6月15日までの限定公開となります


ルルティア オフィシャルサイト
――聴いた人の中で新しい「物語」が産まれる

ルルティアに関する情報は、ほとんどないに等しい。
どんな姿をしているのか、何歳なのか、どんな女性なのか。
わたしたちに彼女から届いてくるものはこのメロディと言葉たちのみであり、そこに生まれているものは神秘性やカリスマ性や匿名性などという類の、頼りなくて、すぐに消えてしまいそうなものじゃない。
もっと、そしてずっと確かな「物語」そのものだ。

厳かに轟くような弦楽器によるセレモニーが始まる。
地底を揺らすようにへヴィなロック・サウンドが追ってくる。
3枚目のアルバムとなる『プロミスト・ランド』は、体を覆う皮膚を悲しみや怒りが貫いて破るような重々しき衝動に満ちて、幕を開ける。

……罪・汚れ・過ち・欲望・血……

そんな言葉たちばかりを集めた唇から、こぼれるのは甘き少女のような歌声。

<ハレルヤ 全て 洗い流して>

その少女が囁けば、聴く者の体には既にもうひとつの世界を見渡すファインダーが用意されるかのよう。

ルルティアが紡ぐ言葉たち。
それは時に悲しいけれど、時に苦しいけれど同時に、誰にでも共鳴してしまう温もりが存在している。だからだ。
膨大な祈りをはらんだメロディをこぼさないように凄まじい緊張感を保ちながら丁寧に歌われているのだ。
「あたし」という、たったひとりきりの痛みを吐き出す、そんな歌は実は世の中にたくさんある。
だけどルルティアの歌は聴いた人の中で新しい「物語」を見出し、産み落としていく。だからわたしたちは彼女自身のことを、未だによく知らないままなのだろう。

掴める物ならギュッと握り潰してしまいたいほどのこの胸の痛みと軽やかなオーケストレーションに合わせて駆け出したいほどの幸せな一瞬を繰り返しながら、わたしたちは共に生きている。
その大切な儚さを『プロミスト・ランド』という物語の中で、ルルティアと聴いた人の全てで分かち合うのだ。
きっとそれ以上の喜びとか情報とか、必要ない気すらしてくる。
やっぱり、ルルティアは不思議なアーティストだ。そして、なんてロマンチックな音楽なんだろうと思う作品だ。


文●上野三樹


東京都世田谷区 14歳 女性 学生
ルルティアを知ったのは、アニメ「ポポロクロイス」の主題歌を歌っているのを聞いてからです。あの透き通るような声、ちょっと寂しいような、でもなんだか爽やかな感じのする曲や歌詞。すべて大好きです。今回、3枚目のアルバムを試聴してみて、3曲目の「アラベスク」が新しいスタートのような、なんだかとても前向きになれそうな感じで、一番印象に残りました。

埼玉県さいたま市 31歳男性 会社員
これまでのルルティアサウンドの一つの到達点とも言うべき完成度を感じる一方で、いままでにないくらいのメッセージ性を感じた。彼女の曲には自らの心の奥底を鋭くえぐるようなものが少なくないが、本作は、現代社会への憂い、叫びとも取れる外への力が込められていると思う。
岩手県盛岡市 24歳 女性 会社員
時に愛を、寂しさを、憎しみを、まっすぐに表現する無垢な歌詞。壮大で美しいメロディと、儚くも強い、透明感のある声。それらは、いつの間にか私の心に染み込んで、空気のように日常生活になくてはならないものに……。ルルティアの歌は、まさに現代の荒んだ心に降り注ぐ“恵みの雨”。いつも、その歌声で私を、私達を潤してくれて…こちらこそ、ルルティアにmaururu roa(本当にありがとう)と伝えたいです。
三重県鈴鹿市 19歳女性 学生
物語の起承転結。そのようなイメージをこのアルバムから感じました。様々な角度から「ルルティア」というアーティストを見る事のできる作品だと思います。静と動、光と闇が入り交じりつつも、一つ一つの曲がはっきりと存在感を醸し出しているところはう~ん流石と唸らずにはいられません。
ご感想をよせて下さった皆さん、ありがとうございました。(BARKS編集部)
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