正反対の2人の化学反応で楽曲の振れ幅がグンとアップ…!

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(左から)常田真太郎(Key)、大橋卓弥(Vo&G)
スキマスイッチの1stアルバムは、
正反対の2人の化学反応で楽曲の振れ幅がグンとアップ…!


オーガスタ・キャンプのような大規模なフェスから、小さなライヴ・ハウスまで。
スキマスイッチの名前を広く知らしめ、
ここまで育ててきたのは明らかにその積極的なライヴ活動だと言っていいだろう。
しかし、ようやく届いた1stフル・アルバム『夏雲ノイズ』を聴いてみると、
大橋卓弥(Vo、G)と常田真太郎(Key)という正反対の資質を持つ
2人の化学反応によって楽曲の振れ幅がグンと広がったことに気づかされるはずだ。
'99年に結成されて今年で5年、ようやく新たな一歩を踏みだした2人に話を訊いた。

僕らはすべてが正反対(笑)。理解できないな~、なんじゃコレ?って

スキマスイッチの2人から
コメント映像、到着! 
コメント映像、スタート!

▲上の画像を

1stアルバム


『夏雲ノイズ』

AUGUSTA RECORDS AUCK-18002
2004年 6月23日発売 \3,360(tax in)


1. 螺旋 (らせん)
2. ふれて未来を
3. 桜夜風
4. view
5. きみがいいなら
6. ドーシタトースター
7. 君の話 ~エヴォリューションMIX~
8. 僕の話
9. 種を蒔く人
10. キミドリ色の世界
11. えんぴつケシゴム
~Overture~
12. 奏(かなで)

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(2004年7月15日締)

ライヴ・スケジュール

<Augusta Camp 2004>に
急遽出演決定!

2004年7月19日(月・祝)
富士急ハイランド・コニファーフォレスト
※詳細は、Augusta Camp 2004ページにて


スキマスイッチ・ファースト・ツアー
<夏雲ノタビ~日本公演~>

2004年
09月28日(火)名古屋CLUB QUATTRO 
09月29日(水)広島ナミキジャンクション 
10月01日(金)福岡DRUM Be-1 
10月02日(土)高知キャラバンサライ 
10月04日(月)大阪BIG CAT 
10月12日(火)札幌KRAPS HALL 
10月14日(木)仙台MACANA 
10月15日(金)新潟LOTS 
10月19日(火)LIQUIDROOM ebisu 
※詳細は、オフィシャルサイトにて



オフィシャルサイト

ビデオクリップをはじめ試聴ができる、
オフィシャルサイトはこちら


――精力的なライヴ活動を続けていたこともあって、ここにきてようやく1stアルバムがリリースされた、という印象ですが、ご自身たちとしても時間をかけてじっくりと制作した、という自覚があるのでしょうか。

大橋卓弥(以下、大橋):そうですねえ。時間をかけたというか。

常田真太郎(以下、常田):かかったというか(笑)。まあ、俺はアルバム用に「こういう感じの曲がほしいな」みたいなのはあってコツコツと曲を作っていたんですけど、でも、焦ってフル・アルバムを作らなくて良かったかな、と思っています。

大橋:曲は作り出したら早いんですけどね、とっかかりがなかなかね。でも、ゆっくり作って正解でしたね。

――曲のクレジットを見ると、作詞・作曲・編曲をすべてお二人が共作しているようになっていますが、実際はどういう作業で完成させていくのですか?

大橋:とりあえず2人とも曲も歌詞も書くんですけど、一番多いのは、どちらかが曲のベーシック部分を作って、それをどっちかに投げて、それがまた戻ってきて、という行ったり来たりの作業ですね。

常田:その場で歌って聴かせたりとかね。

大橋:ただ、僕はパソコンとかで曲が作れないから弾き語りで聴かせる感じですけど、真太くんのはある程度完成された状態でデモがあがっていることが多いですね。


――じゃあ、むしろ常田さんの方が楽曲のアレンジやこまかいトリートメントをすることが多いのですね。

常田:そうですね。それによって、曲がガラッと変わることもあるんですよ。僕はストックだけだと60~70曲くらいあって。スキマのためだけに作るんじゃなくて、なんとなくいつも気がついたら作っているんで。

――ええ、w-inds.へ曲提供(「キレイだ」)もしていますものね。

常田:そうです。でも、僕は曲を書こうとしないと絶対書けないタイプなんです。時間を決めて向きあわないと。卓弥は割と突発的に曲を書いたりしますけどね。

大橋:そう、アルバムのために曲を作ろうなんてことはないですね。だから、僕が作ったものを真太くんに投げたら、いきなりハネた曲調になったりして「えっ?」みたいな(笑)。真太くんはヴィジョンが見えていてそこに向かっていくタイプなんですけど、僕はまったく見えてないので、そういう意味では2人が一緒に作業することが互いに新鮮なんですよ。言ってみれば、アレンジャーは真太くん、シンガーは僕、みたいな役割がハッキリしているんです。

――歌詞はどちらが書いているのですか?

常田:モチーフが多いのは、僕です。

――ええっ? それは意外です。

常田:よく言われるんですけどね(照)。

大橋:いや、僕はこんな歌詞、絶対書けないですよ。壊れたトースターをいつまでも大事にしておく(アルバム収録の「ドーシタトースター」より)なんてできないタチだし。壊れたらサッサと捨てちゃえって(笑)。真太くんはそのへんロマンティストですよ。

――お二人の資質が正反対なのですね。

大橋:はい。もう、僕らはすべてが正反対(笑)。真太くんが作ってくるメロディとか、理解できないな~、なんじゃコレ?って思う時がありますからね(笑)。でも、歌うとこれがすごくいいんですよ。

――スキマスイッチは特定のアーティストからの影響がほとんど見えないですよね。それはお二人の資質が真逆だからでもあるのでしょうか。

大橋:そうですね。あと、きっと僕らがアーティストやジャンルで曲を聴いてないからかもしれない。たとえば僕は曲ありきというか、メロディで聴いているんですよ。そういう意味では真太くんのアレンジの才能にすごく助けられてるし、真太くんのアイディアひとつで自分の書くメロディがすごくよくなっているっていう自覚があるんです。僕が曲を作って、それをそのまま歌って聴かせるだけだったら、きっとすごくかったるいものになってるかもしれないし(笑)。

常田:2人でやっている理由っていうのもそこにあると思うんですよね。昔の曲をひっぱりだしてきても、アレンジひとつ、イントロひとつでガラリと印象が変わるんです。そうやって考えていくと、組み合わせの可能性は無数にあると思いますね。あとは、去年あたりからライヴがすごく多くなってきて、聴きにきてくれているお客さんがいる、ということがすごく励みになっているのもありますね。それによって自分たちの自信にもつながっているし、見えなかった可能性も出てきているんじゃないかな。

取材・文●岡村詩野
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