ジョージ・マイケル、映画を最後にリタイア?

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ジョージ・マイケルが、彼の半生を取り上げたドキュメンタリー映画が公の場から姿を消す“始まり”になるだろうと話している。80年半ばからジョージを追ったこのドキュメンタリー『A Different Story』は、昨年BBC1で放送され話題になったもの。現在、ベルリン・フィルム・フェスティヴァルで上映されている。

プレミアに出席したジョージは、ドキュメンタリーを制作したのは「“姿を消す”前に、僕という人間について説明しておくべきだと思ったから」だと語った。彼は、自分のキャリアを別の形へ移行したいが、それがどんなものになるかはまだわからないという。「自分には、これとは違う人生があると信じている」と話している。

また、この先も音楽を作り続けるつもりだが、今までとは違う形になるだろうとも語った。「多分、ほかの人のために書くことになるだろう。コンテンポラリーなミュージカルを書きたいって思ってるんだ」「僕のジャンルは死んだ。もう誰もポップの中に政治発言や強いメッセージを聞きたいとは思っていない」現在のポップ・ビジネス界で、一緒に仕事をしたいと思う人はいないと付け加えた。

100分ほどのドキュメンタリーの中で、ジョージはブラジル人の恋人をエイズで失った悲しみや母親の死、悪名高きLAでのトイレ事件などについて赤裸々に話をしている。

Ako Suzuki, London
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