KOTO、ガールズ・ロックの王道をひた走る愛くるしいシンガーがデビュー

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70年代ロックを身体の芯に秘めたギャル・シンガーが登場した。

基地の街で生まれ育ち、154cmの小さな身体から発せられる音は、間違いなくロックのもの。

その愛くるしい顔と甘えん坊の声は、ギターが掻き鳴らされるや、プロシンガーのそれに変貌する。

ギャルズ・ロックの王道を走り始めたKOTOのすべてを感じていただこう。

この音、そしてこの声、耳から離れない魅力に満ち溢れている。

最新アルバム


「北極星~The Polestar~」
UMCA-5003 \1,050(tax in)
2005年6月22日発売

01.北極星~The Polestar~
02.Reality(Japanese Version)
03.Reality(English Version)


メッセージ・ビデオ

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プロモーション・ビデオ

「メッセージビデオへ PV映像をどうぞ。上の画像をクリック!
■オフィシャルサイト
http://www.kotosound
.com/


■ユニバーサル・ミュージック サイト
http://www.universal-
music.co.jp/koto/

──ギターを持っている写真がかっこいいね。お父さんがギタリストということで、教えてもらったりしてるの?

KOTO:喧嘩になっちゃうんで、家ではなるべく弾かないようにしてます。弾き始めると、「何やってるの?教えてあげようか?」とか言うんですけど、いろいろとうるさいんで。家にはベース、ピアノ、一時はドラムもあったんですけど。ギターは小さい時から“触るもんか”と思ってて。始めたのは、本当つい最近です。

──じゃ、お父さんに憧れて音楽を始めたってわけじゃないんだ。

KOTO:全然違います(笑)。

──歌手になろうって決めたのはいつ頃だったの?

KOTO:3、4年前にお父さんの友達のスタジオに遊びに行って個人のブースで歌ってみたんです。そしたら、夏休みにボイトレをしてくれて、それがきっかけですね。今の事務所の社長がたまたまそこに遊びに来てて、“なになに、この子”って。それで私の歌をCDに焼いてくれたんです。“はーこうなって出来るんだー。自分の声が歌になってる、楽しいんだなー”って。

──今回のシングルのカップリングに入ってる「リアリティ」という曲を16歳の時に作詞したんだね。何かきっかけがあったの?

KOTO:16歳の時、“高校生は大人だ”とか思っちゃって、ちょっと背伸びしてたんですよ。それで生意気なことをたくさんたくさん言ってた。そしたら、お母さんにガツンと怒られて。そういう気持ちがちょと落ち着いてきた時に書いた曲ですね。

──最初は英語で書いたんだよね。普段は日本語ってしゃべらないの?

KOTO:こういうインタビューの時はちゃんと日本語だけでしゃべってるつもりなんですけど。ウチ帰るとチャンポンになって、学校に行くと全部英語。

──考えてるのは、日本語?英語?

KOTO:日本語で話す時は、日本語で考えるんですけど。でもたまに、英語だとわかるんだけど、日本語ではどう表現するのか分からないときがあります。頭の中で訳しながら話してるから、それがすっごい面倒くさい。言ってることはわかるんだけど、それを日本語ではどう言うんだろうって。ちょっとニュアンスが変わっちゃったりするし。

──自分ではどっちが楽なの?

KOTO:英語のほうが楽ですね。歌でも、英語オンリーの方が歌いやすい。

──でもシングル「北極星」では、英語と日本語の部分がすごくいいカンジ。歌ってる時に自分の中で緊張感が違うのかな?

KOTO:全然違います。日本語は難しい。日本語で歌ってる時と、日本語混じりの曲を歌ってる時と、全部英語で歌ってる時では、KOTOのカンジがなんか違うんだよねって、言われるんですよ。発音なのか、何かわからないんですけどね。

──「北極星」はガールズロックの王道で、とても聴きやすくて良い曲。それと、声がファニーボイスというか、とても子供っぽくて甘えん坊なところがあるのに、高音の部分はすごく通るいい声。自分の声は好き?

KOTO:大っ嫌いです。よく、子供っぽい声とか、キンキンしてるとか言われるんで。もっと、ドスンとした太い、ハスキーな声になりたい。

──アヴリル・ラヴィーンが大好きだそうだけど。

KOTO:アヴリルやアシュリー・シンプソンはすごい好きですね。アヴリルは特に悪い子っぽいイメージあるじゃないですか、ツンツンしてるイメージ。でも、すごくキュートで。アブリルの1stアルバムに入ってる曲とかって、使ってる言葉が友達といつも話してるような口調や言葉づかいで、そこがとても聴いてて自然ですよね。でも言いたいことはパツンっとあって。そういうところがいいな、と。あんまり、カッコつけないで年相応のことを歌ってて、“うん、そうそう”って言えるようなことを書いてるのがいいなーと。

──“ロック”が自分の中にある存在として一番大きいのかな? 

KOTO:自分がアーティストとしてなりたいと思うのはロックですね。

──じゃあ、この音は今の自分にピッタリ合っていて、自然なKOTOちゃんが出てるかんじだね。他にも、ジェフ・ベックエリック・クラプトンジミ・ヘンドリックスとか70年代のロックが好きなんだよね?

KOTO:小さい頃から身近にありましたから。でも、うるさいし何が良いんだろうと思ってました。古いし。今になってちゃんと聴いて、カッコいいと思ったりとか、流れてると“あーこの曲知ってる”ってのがすごく多くて。今って、ああいう音って全くないじゃないですか。ギターがメインだったりとか。でも、今は逆にそういうのを聴く子が多くて。古いのとか聴いてると“何これ?”って向こうが反応してくれたりして。「へーカッコイイんだね」って。だから、皆も思ってるのかもしれないから。

──最後に、将来の夢や目標を教えて。

KOTO:すごく遠いのでいいですか? もし、これから歌っていけるのであれば、おばちゃんになっても“カッコイイね”って言われるおばちゃんアーティストになりたいです。


取材・文●森本智
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