Ryoと大蔵が今のケツメイシのすべてを語る<第三部>アルバム曲を大いに語る

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──そうですね。なっちゃえばどうってことないんですけどね(笑)。

大蔵:そう、その「なっちゃえばわかるから」みたいなところを言いたいんですよ。

Ryo:本当、30代にはプラスのイメージしかないですからね。30代になった途端に余裕が出てきたりね。呑み屋のお姉さんにもモテちゃったりなんかして。“ギラギラしてなくていい”とか言われちゃったりして(笑)。

大蔵:そうなんですよ。実は、30代の方が20代よりモテるんですよ。夜の世界では(笑)。それはまぁ僕らが勘違いしてるのかもしれないですけど、30代は悪くないよってところを先に言っておこうと。

──こんな素敵な大人もいるぞってことですね。7曲目は「No Lady No Life」ですが、ボブ・マーリィは「No Woman No Cry」と歌いましたがケツメイシは「Lady」で。この曲はどんなところからできていったんですか?

大蔵:女性讃歌的なものを作ってみましょうという話が出て。褒めて褒めてほめ殺しちゃえと。最初は「ほめ殺し」ってタイトルだったんですけど、でも、これだけ褒めたら、オチとして一回ぐらいやらしてくんねぇかと。そんなところから始まりまして。

Ryo:やっぱり男は誰しも根底にモテたいという感情がありまして、特に我々は基本的にブサイクなものですから(苦笑)。以前「夜の天使」という曲がありまして、それはキャバクラの女性達を盛り上げる&応援する曲だったんですけど、お店に行くたびにその話題がちらっと出たりして、ね。

大蔵:夜の行動がしやすくなりまして(笑)。

Ryo:キャバクラで頼まれて歌ったりすると、盛り上がっちゃったりして。

──そのために作った曲でもあると。

大蔵:ま、そういう気持ちもちょっとありますね(笑)。

──そういうユルい面もあれば、シリアスに締めるところもありで。ところでアルバムのタイトルは、この先も数字が変わっていくだけですか?

大蔵:はい。あえて、そのようにやってます。続けることが大事じゃないかと。メンバー、スタッフ総意のもとに。

Ryo:今時、メジャーでこんなダサいジャケットはなかなかないと思うんで(笑)。

──(笑)わかりました。最後にBARKSユーザーのみなさんにメッセージをお願いします。

大蔵:7月の中旬からツアーがあります。ま、“アルバムを買え”とは言いませんが(笑)、何かしらの形で聴いていただいた上で、ライブはまたCDとは違う面があるので。生で確認していただきたいなと。

Ryo:全22公演という非常に多い本数で、こんなにライブをやったことがないので、おそらく夏休み明け以降の9月あたりからは誰かいなくなってるかもしれないですね(笑)。「やーめた」って。

大蔵:そのあたりもお見逃しなく(笑)。

取材・文●梶原有紀子



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