東芝EMI、「セキュアCD」を導入。ストーンズのアルバムなどに採用

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東芝EMIは、音楽CDに新しい著作権保護技術を採用した新たなコピーコントロールCDである「セキュアCD」を採用し、ローリングストーンズのアルバムなど一部のタイトルで発売する。

セキュアCDは、不正コピーを防ぐ目的で開発されたもの。CDプレイヤーなとでは一般の音楽CDと同様に再生できるが、パソコンのCD-ROMドライブにセットするとセキュアCD内に用意された専用ソフトが起動する。

ユーザーはこのソフトを使ってCD音源を再生したり、CD-Rに一括で書き込みしたり、楽曲データをパソコンにコピーできる。コピーする際はDRM付きのWMAファイルになるという。

CD-Rへの書き込みは専用ソフトを使ってCDを丸ごとコピーするか、Windows Media Playerを使って曲単位でコピーするかを選べる。

作られたWMAファイルは、Windows Media Playerを使ってWMA対応のプレイヤーに転送できるし、MDなどにデジタルコピーも1回だけ可能だ。

8/31に発売されるセキュアCDのアルバムは以下の3枚のみだ。

THE ROLLING STONES「ストリーツ・オブ・ラヴ」
THE ROLLING STONES「ア・ビガー・バン」
GORILLAZ「ディーモン・デイズ 期間限定スペシャル・プライス盤」

パソコンに入れると動作する専用ソフトはWindows XPでしか動かないため、Windows 98やMacOSでは利用できない。また、iTunesやSonicStageなど、Windows Media Player以外の音楽ソフトには対応していないという。

東芝EMIでは、セキュアCDに関する解説ページを開き、セキュアCDを購入した人の疑問やトラブルなどのサポートを行う方針。今後、現状のコピーコントロールCDとのすみ分けや移行が行われるのかなどに関しては未定とコメントしている。

問い合わせ先:東芝EMI
http://www.toshiba-emi.co.jp
東芝EMIによるセキュアCDの解説ページ
http://www.toshiba-emi.co.jp/securecd/
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