インコグニート、新作は「典型的なインコグニート・サウンド」

ブルーイを中心とするイギリスのアシッド・ジャズ・ユニット、インコグニートが11枚目となるスタジオ・アルバム『ELEVEN』を11/2にリリースする。今作はブルーイが“典型的なインコグニート・サウンド”と語るほど、新旧ファンのハートをがっちりつかむ内容になっているようだ。

今年は、ブルーイの呼びかけにより英米のトップ・アーティストが集まり、インドネシア・スマトラ沖地震津波チャリティ・プロジェクト“ホープ・コレクティヴ”を結成し、「ギヴ・アンド・レット・リヴ」をレコーディングをしていた。同プロジェクトには、チャカ・カーン、ジョセリン・ブラウン、スティーヴ・ウィンウッド、カーリーン・アンダーソンら多数のスター・シンガーをはじめ、インコグニートのメンバーも総参加、“プロデューサー”ブルーイが現在の音楽界でいかにリスペクトされているかを大いに証明したが、そこで待望のアルバムのリリースとなる。

そしてアルバム・タイトルは『ELEVEN』は、通算11枚目のスタジオ・アルバムという意味合いから名付けられたものであるが、収録曲数もそれに合わせるように全11曲が収録されている。

ブルーイはこの新作について「このアルバムのディレクションに関しては特に説明することはないよ。それとアルバム・コンセプトも無いので、それに関しても話すことは別にないんだ。ただ間違いなく言えることは、よく吟味して作った“典型的なインコグニート・サウンドのアルバム”だということだよ」と語っている。

そしてブルーノートでのライヴが東京・名古屋・福岡にて行なわれることも決定。


■ライヴ・スケジュール
12月19日（月）～25（日）ブルーノート東京
12月27日（火）～28（水）名古屋ブルーノート
12月29日（木）～31（土）大阪ブルーノート