フォール・アウト・ボーイ、抗議メールに反応

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フォール・アウト・ボーイが今月初めに行なった米東海岸のコンサートに、抗議のメールが寄せられた。メールは公演を観たファンの母親が、ベーシストのピーター・ウェンツが米国で騒動になっている同性愛について発言したことを受け、彼の政治的な考えに苦情を述べたもの。

MTV.comなどにると、母親は“チケットに年齢制限なしと書かれているが、この街は他の場所と違い、モラルが守られている……歌はよかったが、発言で台無しになった……わたしの娘はあなたの考えに賛同しない”といった内容を書いている。

ウェンツはバンドのサイトを通し、これに反応した。彼は謝罪を示しているものの、自らの考えを変える気はないようだ。

「……ショーを観て“傲慢な奴”とか、“このバンドは他よりも良い”といったことを思ってもらってかまわない。それがあなたの意見だから。俺たちが受け入れられないのは、性、人種、同性愛といったことを差別する心なんだ。そんな奴はファンにならなくていい。……ファンには素晴らしい人間になって、世界を変えてもらいたい。残念だが、人を人と見ない態度を受け入れることはできない……」。

フォール・アウト・ボーイは現在、北米ツアー中。来月には『From Under The Cork Tree』に続く新作に取り組むためスタジオに入る予定だ。年内のリリースを見込んでいる。ウェンツは彼自身のブログで「新作はこれまでと大きく変わるところはないと思う。自然な進化を遂げる」と話している。バンドは8月に<サマソニ>に出演する。

T.Kimura
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