<FRF'06>イギリスの古き良き伝統感じるミステリー・ジェッツ

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ちょっと思いつくだけでもオアシス、レディオヘッド……、最近では今年のフジロックにも出演しているジェットやハイブスなどなど、兄弟がメンバーにいるバンドというのは珍しくない。しかしながら、ミステリー・ジェッツのように父と息子が結成しているバンドというのは、200組を超えるアーティストが出演するこのフジロックにおいても珍しいに違いない。

このミステリー・ジェッツはイングランド南東部出身の5人組。ひずんだギターに、美しいメロを奏でる鍵盤、中域が気持ちよく伸びるヴォーカルが印象的だ。コーラルやベルセバにも通じる、レトロでモダンなサウンドは、最新の音楽シーンとは完全に一線を画した存在。古き良きイギリスの田舎バンドという感じだ。

実際のステージでも気持ちのよいグルーヴに個性派サウンドを響かせつつ、単なる懐古趣味に終わらない新鮮さを聴かせてくれた。お父さんは白髪で、白と黒のチェックのシャツを着た上品なイギリス紳士という雰囲気。プロフィールにはギタリストとあるが、今回のステージではキーボードとマニュピレーションを担当していたようだ。くすんだアンティーク家具のような味わいと安定感を示してくれたライヴだが、メンバーは地元の仲良しと父親というだけあって、コーラスの息もぴったり。全体として非常に好印象であった。

取材・文●suepyon

7/29 RED MARQUEE

1. BOY WHO RUN AWAY
2. YOU CAN’T FOOL ME DENNIS
3. PURPLE PROSE
4. 4 WALLS (NEW)
5. LITTLE BAG OF HAIR
6. ELIZABETH
7. DIAAMONDS IN THE DARK
8. HORSE DRAWN CART
9. ON MY FEET
10. ALAS AGNES
11. ZOO TIME


FUJI ROCK FESTIVAL '06特集
https://www.barks.jp/feature/?id=1000025344
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