ポール・シムノン、クラッシュ縁の会場にお別れ

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元クラッシュのポール・シムノンが土曜日(3月31日)、クラッシュの名曲「(White Man) In Hammersmith Palais」で歌ったハマースミス・パレーでラスト・パフォーマンスを行なった。ハマースミス・パレーは、翌日のザ・フォールのギグを最後に閉鎖。建物は取り壊され、新しいオフィス/住居ビルが建設される。

シムノンはこの夜、ザ・グッド、ザ・バッド&ザ・クィーンのメンバーとしてステージに立った。フロントマンのデーモン・アルバーンは、同会場が閉まると聞き、シムノンのため特別にこのギグをやることにしたと話していた。(参照:https://www.barks.jp/news/?id=1000030589

シムノンはギグの前、ステージの一片を記念に持ち帰りたいとNME.COMに話していたそうだ。「俺は、ステージのピースを貰っていいくらいのことはしてるだろ」また同会場でプレイするのは初めてだが、ほかのギグを見るために何度も足を運んでいたというアルバーンは、伝説のクラブ閉鎖をこう惜しんでいる。「取り壊すなんて、ほんとに残念だよ。ここは昔、ティー・ダンス・ホールだったんだ。みんな、お茶飲んだりダンスするために集まってたんだよ。洗練されてるじゃないか。壊す理由なんかないよ」

ハマースミス・パレーを残すよう各方面から嘆願キャンペーンが起こったが、市議会は「クラブの栄光は過去のもの」と保存する価値はないと判断、開発地区へと指定した。ハマースミス駅周辺は、新しいビルが立ち並び、味気ない外観になりつつある。

Ako Suzuki, London
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