コンシクエンス、『Don't Quit Your Day Job』インタビュー

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■INTERVIEW

──待望のデビュー作は、なんとカニエ・ウエストのレーベルG.O.O.D Musicからですが、今の心境はどうですか?

Consequence:これがオレのソロ・デビューでアメリカでは3月6日のリリースだよ。日本では4月半ばかな(4月18日に決定)。すごくエキサイトするね。カニエのG.O.O.D Musicからの最初のアーティストなんだよ。これまでジョン・レジェンドやコモンもいたけど、G.O.O.D Musicのレーベルとしての初のアーティストがオレなんだ。

──ジョン・レジェンド、コモンなど、G.O.O.D Musicのアーティストをどう思いますか?

Consequence:コモン・センスとはトライブ時代からよく知ってるんだ。昔から友達だよ。ジョン・レジェンドも同じ。カニエと知り合って以来彼のこともずっと知ってる。ジョンはカニエが手掛けてた最初のアーティストだったし。どっちもちっとは知ってる仲だよ。

──日本でも、あなたの名前はトライブ・コールド・クエストを知るファンならほとんどのヘッズが活躍を知っていますが、当時のヒップホップ・シーンと今を比べてどうですか?

Consequence:トライヴとやってた時はオレたちメジャーだった。それが今じゃマイナーになっちゃった。特にオレのやってることはレアだし、ヒップホップがもっとラップっぽくなっちゃってる。でもいいと思うよ。もともとヒップホップは優劣を競うっていう要素があるし、誰がベストかっていうのを競い合うことなわけ。自分の視点でストーリーを語るっていうのがヒップホップなんだ。それがサウスの奴だろうが、イーストの奴だろうが、ミッドウエスト、ウエスト・コーストだろうが同じだよ。自分なりのベストなストーリーを語る奴の勝ちってこと。

──ということは“あなたがベスト”ということですね。

Consequence:その通り。

──カニエとはとてもタイトな関係だそうですが、出会いはどういうきっかけですか?

Consequence:カニエとは2002年(知り合って)以来の付き合い。ちょうど彼と知り合った頃、カニエはアーティストとしてソロ・デビューを狙ってたんだ。のちの『ザ・カレッジ・ドロップアウト』の「ジーザス・ウォークス」や「セルフ・コンシャス」、「セルフ・コンシャス」はのちにタイトルを「オール・フォールズ・ダウン」と変えたけど、そういうデモばかり制作してた。それから『レイト・レジストレーション』に収録されてる「ヘイ・ママ」とか。彼と知り合ったのは共通の友人、88 Keysを通して。会ったのはニューアークで、88が彼(カニエ)のためにデモを作ってた。まだカニエのヴァースとフックしかできてなかったんだ。そこで他に誰かをフィーチャーしようっていうので88がオレのことを推薦したわけ。それで実際に会って、そのレコードを一緒にやったんだ。けっこう長く喋ったよ。彼、オレのことトライブ以来どうしてたのかってすごく興味を持ってくれた。それから曲のアイデアを出しあったり一緒に曲を作ったり…その結果がこれさ。

──トライブはカニエ・ウエストの大好きなグループだったとか…。

Consequence:うん、フェイヴァリット・グループだったらしい。ということは、オレも彼のフェイヴァリットってこと。

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