ポリスのメンバー「再結成ギグは間違いだらけ」

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ファン・クラブ・オンリーのスペシャル・ギグに続き、5月28日、本格的な再結成ツアーをスタートしたポリスだが、ドラマーのスチュワート・コープランドはショウの出来に厳しい採点を下している。「信じられないほど、手際が悪かった」そうだ。

メディアやファンから高い評価を受けたコンサートだったが、1番厳しい批評家はメンバー自身だった。 コープランドはオフィシャル・サイトstewartcopeland.netのフォーラムで、オーディエンスは気づかなかったかもしれないが、1曲目から3人の足並みが揃っていなかったことを報告している。

「アンディ(・サマーズ)が“Message In A Bottle”のオープニング・ギター・リフを弾いて、オーディエンスはクレイジーになった。問題は、僕がアンディのスタートを聴き逃してしまったことだ。(このリフは)1回目、それとも2回目か? スティングに目を向けたものの、わからない。彼の合図は僕だ……、その僕が途方に暮れてる。気にするな。僕はスネアを叩き、スティングが歌い始める。問題は、彼が僕のクラックを1小節に2つと聴き間違えたことだ。本当は4つだった。だから僕たちは、お互い半小節ずつずれてしまった」

「僕らはプロだからすぐに解決したものの、グルーヴが失われてしまった。“Message”を終えて“Synchronicity”をスタートしてからも、何かがおかしい」「スティングは前日、曲の最後に大きな動きを取り入れた。この夜も同じことをした。でも、ちょっとおかしかった。あの偉大なスティングが一瞬、ロックの神さまではなく、怒りっぽいオカマに見えたよ」

それに続くトラックでも、調子がずれたり音程を外したという彼ら。アンコール前にステージを下りたときには、お互い抱き合いながらヒステリックに大笑いしてしまったという。「客席がすごくうるさかったから、話はできなかった。ただお互い、困ったように頭を横に振って、ステージへ戻ったんだ」

このひと言から察することができるように、不手際はあったにしろ、結果的にはパフォーマンスを楽しんだそうだ。「面白いことに、何だかんだ言っても、僕らは楽しんだ。まあ、いいさ。たかが、音楽だ」

ポリスは土曜日(6月2日)にカナダでの公演を終了し、水曜日(6日)からアメリカ・ツアーをスタートする。

再結成ツアーに関しコープランドやサマーズの声は聞こえてくるものの、スティングからのコメントはほとんど上がってこない。

Ako Suzuki, London
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