キース、禁煙条例を見逃してもらったものの…

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先週(8月21日)、ロンドンのO2アリーナで公演中、ローリング・ストーンズの2人のメンバー、キース・リチャーズとロン・ウッドがステージ上でタバコに火をつけた。英国では今年7月より公共の場での喫煙が全面的に禁じられており、もちろん、これも違法行為。しかし2人は、直ぐにヤバいと気づいたのか、それとも目にも留まらぬ早業で吸い終えたのか、短時間で火を消したため、罪を見逃してもらえた。

O2アリーナのスポークスマンは「メンバーがタバコに火をつけたように見えたが、注意しに行く間もなく消された」とBBCに話している。また周辺の禁令条例を取り締まっているグリニッチ・カウンシルも「一般の人々から苦情は受けていない。会場には禁煙を徹底するよう指摘した」とコメントするに留まった。

ストーンズは同会場で3日間パフォーマンスしているが、イタズラ好きのキースは2晩目のコンサートでもまたもやタバコらしきものに火をつけたそうだ。しかし、今回はコットン・ウール。わざわざタバコの形に整え用意していたようだ。口に持っていき吸うマネまでしたらしい。

キースだからこそなせる技か、このジョークは堅いお役所にも通じたようだ。カウンシルは「禁令条例を破ったという証拠はありません。彼はコットン・ウールだってことを明確にしてましたし、あきらかに冗談ですね」と流している。

Ako Suzuki, London
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