2008年、會田茂一動く!EL-MALO、初ソロAL、いとうせいこう?

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アイゴンこと會田茂一。90年代、柚木隆一郎とともに“渋谷系の裏番長”EL-MALOとして活躍。たとえこの活動を知らない世代でも、木村カエラの大ヒットしたシングル「リルラ リルハ」を手がけた人物、さらにライヴのサポートメンバーとして名前を知っている人もいることだろう。

40代に突入したアイゴンの動きが活発だ。今年に入ってEL-MALO復活。3月にはアルバム『NOFACE BUTT 2EYES』をリリースした。さらに、それから3ヶ月後、6月18日には自身初のソロアルバム『SO IT GOES』がリリースされる。

●初のソロアルバム『SO IT GOES』CD情報
https://www.barks.jp/cdreview/?id=2000487837

このアルバムには、ゲストヴォーカルとしてPINBACKのRob Crowを迎えたタイトル曲「SO IT GOES」のほか、全12曲を収録。マスタリングは、Lenny Kravitz、Slipknot、BON JOVI、IRON MAIDEN、国内だとMr.Childrenなどを手がけ、数多くの名盤を生み出してきた巨匠ジョージ・マリノが行なっている。

ソロアルバムリリースに先駆けて、iTunesではアルバム未収録楽曲の先行配信リリースが行なわれる。楽曲は「KIND OF WIDOW - featuring ROB CROW –/男やもめ~ featuring ROB CROW ~」(6月4日配信予定)と幻想的なインスト楽曲「TAMA-GO/エッグ」(6月11日配信予定)。アルバムにはインスト楽曲として収録されている「KIND OF WIDOW」。このヴォーカル入りの配信曲は、レコーディングスタジオでRob Crowとセッションしていた際にRobが急遽歌詞を書き上げて録音したという、まさにミュージシャン同士の遊び心から生まれた楽曲だ。

ちなみに、このソロ活動について會田は、“平成になって20年…僕は人間になって40年… このタイミングで人生ソロアルバムを作れたコト、とてもピーハツ(HAPPY)に思います☆” とコメントしている。

また、このソロワークスのほかに、JUST A ROBBER=“ただの泥棒” というユニット活動もすでにスタート。アルバム『JUST A ROBBER 1』をiTunesとmoraの配信限定でリリースしている。

このユニットで會田の相棒となるのは、クリエイター、小説家、エッセイスト、その他様々な方面で活躍する、いとうせいこう(もちろん、ジャパニーズ・ヒップホップ・アーティストの先駆け的存在でもある)。浅草にある一風変わった服屋「The Three Robbers」(通称:スリラバ)の常連だったふたりが、ビジネス的なこと(所属レーベルとか)を何も決めずにノリと情熱だけで作ったという、JUST A ROBBER。アルバムは、作詞&vo.がいとうせいこう、作曲が會田茂一。プロデュースはTHE MICETEETHの金澤義が行なっている。

アルバムのリード曲は、ジャマイカのコーラスグループ、パラゴンズの「On The Beach」の和訳カヴァー。いとうせいこうが、彼独自の感性で和訳した歌詞をつけ、會田の浮遊感あるサウンドとともに、リラクゼーションサウンドのごとく心地よいポップスに仕上がっている。

またこのふたりのユニットを生んだ「The Three Robbers」のスタッフ “つかちゃん” がお送りするポッドキャスト番組「48FUN」では、彼らをゲストに迎えた特別番組もiTunesで配信中。ユニット名 “JUST A ROBBER” に込められた裏の意味までわかる内容となっている。

裏方としての仕事が目立っていた昨年までとは異なり、今年は本人が全面に出てくる活動を行なっているアイゴン。夏にはEL-MALOとして<RISING SUN ROCK FES.2008>のステージに立つことも決定と、ファンとしてはうれしい限りだ。

●アートワークにも注目! 會田茂一&JUST A ROBBERフォトアルバム(Podcastへのリンクも)
https://www.barks.jp/feature/?id=1000040536
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