UNISON SQUARE GARDEN、メジャー・デビュー「センチメンタルピリオド」大特集 INTERVIEW

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UNISON SQUARE GARDEN
「センチメンタルピリオド」でメジャー・デビュー

斎藤の繊細なヴォーカルと攻撃的なベース、ワイルドなドラムスの3人のトライアングルから音の生命体が生み出される

キャッチーなメロを持つ次世代のギターロックがここにある!







──UNISON SQUARE GARDENを結成するにあたって、どういうメンバーを集めたんですか?

斎藤:3人は高校の頃からの知り合いでバンド仲間なんです。そして大学で僕がベースの田淵を誘ったのがUNISON SQUARE GARDENの最初。田淵が“ドラムスは高校の時のバンド仲間の鈴木にしよう”ってことでこの3人になりました。僕と田淵とは高校、大学が一緒なんです。

鈴木:僕と田淵は小学校が一緒だったんですよ。ま、途中から田淵が編入してきたんですけど、2人とも背が高かったから朝礼で整列すると近いところにいたり、出席番号も座席が近かったり、家も近所だから一緒に遊んでいたし。あと、サッカークラブも一緒で、田淵がフォワード、僕がキーパーみたいな。

田淵:次々と明かされるUNISON SQUARE GARDEN豆知識(笑)。

鈴木:ま、それは今の関係性にも通じますよね。ドラムはキーパーっぽいし、田淵はフォワードみたいなベース弾いてますから(笑)。

斎藤:だから、3人の付き合いは結構、長いんです。




──バンドを組む時、トリオにコダワってたんですか?

斎藤:コダワリはなかったんですけど、初めて3人で練習スタジオに入って音を出した時、カチッとハマる感覚があって。一番最初に合わせた曲で手応えみたいなものはあったんですね。それが、この3人でやっていこう、自分達がどこまでできるか賭けてみよう、と決意したきっかけにもなったし、今思えば4年間続けてきている第一の確信だったんじゃないかと思うんです。

──音でハマッたってことは、好きな音楽が3人に共通していたからなんでしょうか?

田淵:共通点は…ないですね(笑)。

──そうなんですか?(笑) UNISON SQUARE GARDENってバンド名は、アメリカの有名な会場名に似てるから、てっきりメンバーは洋楽が好きなのかなと思ったんですけど。

斎藤:そこから拝借した感じもあるんですけど(笑)。ま、いつかはマディソン・スクエア・ガーデンでライヴができたらいいな、と…。

田淵:3人とも全然、洋楽を通ってないのに?(笑) 今日、鈴木くんが着てる(the Whoの)Tシャツも誤解されるんじゃないか?とスッゲー気になってるくらいだよ(注:動画参照)。

鈴木:あ、コレね(笑)。一応、ドラムのキース・ムーンは知ってるよ。

田淵:…って、それくらいの洋楽・豆知識だろ?(笑)

斎藤:話を戻すと(笑)、僕の斎藤の“斎”は斉唱の“斉”じゃないですか。その文字を辞書で調べていたら“UNISON”なんです。で、この単語を使った3単語のバンド名にしようって話になって、いくつか適当に言ってるうちに“UNISON SQUARE GARDENっていいね!”って決まったんです。

田淵:高田馬場のマクドナルドで決めたんだよね(笑)。

斎藤:だから…誰かに憧れてバンドを始めた、とか、こういうバンドになろうっていう目標があった、というより、自分たちが出した音に衝撃を覚えて一緒にバンドをやろうと思った、という方が近いですね。自分達で曲を作ってライヴでやって、また新しい曲を作って…を繰り返していくうちに、だんだんと自分達の進むべき道が見えてきたっていう。

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