タイナカサチ、「もう キスされちゃった」大特集 INTERVIEW

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──8枚目のシングル「もう キスされたちゃった」。いや~、インパクトのあるタイトルですねぇ(笑)。

タイナカサチ(以下、タイナカ):ねぇ!(笑) まずはタイトルにビックリですよね(笑)。

──ホントに(笑)。しかも、広瀬香美さんの作詞作曲だそうで。

タイナカ:そうなんですよ。実は、私が人生で初めて買ったCDが広瀬香美さんの「幸せをつかみたい」っていう曲で。カラオケでも広瀬さんの曲はよく歌うし、女心をリアルに歌った歌詞も、あのバーッと声を張って歌い上げる感じも大好きなんです。なんか歌ってると発散できるっていうか、歌った後にスッキリするんですよ(笑)。ああいうジェットコースターに乗って声を出した時にも似たスッキリ感(笑)は女のツボじゃないか? って思うし。とにかく私にとって広瀬香美さんは超憧れの大先輩なんです。で、今回はダメ元で広瀬さんにお願いしてみようって話になりまして。“「ロマンスの神様」や「幸せをつかみたい」のような、いかにも広瀬香美さんって曲を作っていただきたい”とお願いしたら、快く引き受けてくださり、すぐにデモ・テープが届いたんです。もう嬉しくて嬉しくて。

──本作は夏らしいし、広瀬さんらしいい弾けた感じもありますよね。

タイナカ:海な感じの曲ですよね。高音域で声を張り上げる部分あり~の、弾けていて発散できそうな感じで(笑)。しかも、ちゃんと“頂戴”って言葉が歌詞に使われているし、もう、やりたかったことがギュッと詰まっているっていう。

──”~頂戴”は重要なんだ。

タイナカ:広瀬香美ファンとしては(笑)。広瀬さんの歌詞って“~頂戴”がよく使われるんですけど、私の曲にも入った! ってもう嬉しくて大興奮(笑)。ただ、素晴らしい曲だけに“ちゃんと歌わなアカンな、広瀬さんに申し訳ないな”っていう良い意味でのプレッシャーはありましたね。


──良い緊張感は大事ですから。確かに歌詞は広瀬さんぽいんですが、歌の主人公はタイナカさんに近いような…。

タイナカ:あぁ…なんかイメージしてくださったみたいです。私のアルバムやDVDを聴いたり見たりして、私のイメージで書いてくださったそうなので。確かに私の等身大な感じはありますね。でも、実際の私よりは、もうちょっと…何だろう…自分もこうなりたいなっていう女性像ですね。私より、もうちょっと自信があって、もっとポジティヴっていうか。だって♪もう キスされちゃった♪ですから(笑)。

──“私って、ちょいモテ?”みたいな(笑)。

タイナカ:ホント、そんなカンジ(爆笑)。こういう歌詞は広瀬さんのように上手い書き方じゃないと、ホント無理ですよねぇ。

──“ちょいモテ?”が嫌味じゃないんですもんね。それは♪ナンツッテ♪があるからだと思うんだけど。

タイナカ:やっぱ入れて正解ですよね! 広瀬さんからは“歌うか歌わないかはご自由に”って言われていたんです。それで私もスタッフさんも悩んだんですけど、夏だし、インパクトのありそうなことは全部やっていこう!と。遊び心はふんだんに入れました。あと♪仕事も年も 嘘だけつかないで頂戴♪っていう部分にも、ちょいモテな主人公の、ちょっと弱い部分が出ていてスゴいかわいいな、と。

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