Mr.children、「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」主題歌「HANABI」大特集

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3ヶ月連続リリース第三弾 フジテレビ系ドラマ 「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」主題歌 「HANABI」大特集


 

──9月リリースの新曲「HANABI」は、JEN(鈴木)さんのリムショット(スネアの縁をスティックの握りの部分を使って叩くこと)が聴けますけど…。

鈴木英哉(以下、鈴木):うん。あんまりやんないですね、頭打ちのリムショットは。それは桜井が、こういうフレーズがいいんじゃない? みたいな話をしてて。「HANABI」はデモが作ってあったんで、全体像というか、印象的なフレーズはもうほとんど桜井のなかであったんで、リムショットで。あんまりカツカツやらないで、ドッツッツトカッみたいにやってたんですけど、やっぱり頭打ちの方がいいんだ、と思って。

──はい、カッカッカの。

鈴木:カッカッカ。

──あまり、JENさんのリムショットっていうのも聴けないからね。

鈴木:そうっすね、あんまり。といいつつ「旅立ちの唄」でやってますけど(笑)。

中川敬輔(以下、中川):つい最近じゃん。

──それ去年だから。

鈴木:去年だからね(笑)。そうそう、つい最近です。ああいう、ミディアムとかちょっとバラード系でやると、たまにこっぱずかしくなるんですよ。

──中川さん、この「HANABI」にはどういうアプローチをしたんですか?

中川:イメージ的にはサビのメロディがすごく強くて言葉だけが先にどんどん行くイメージが第一印象にあったんで、それに引っ張られて強く行くよりも、今回は、淡々と。今までだったらその盛り上がり方にくっついていこうっていうか、さらに強調しようとかっていう意識が最初にぱっと浮かんだんだろうなと思うんですけど。

──動かないよね?

中川:うん。その8ビートの中に、自分の中で高揚していく感じっていうか、歌との距離感みたいなのがすごいあったんですよ。だから、抑揚があるようにはサビにはいきたくないな、っていうのはあったんですけど…最後のサビまで行くとそうでもなくなる(笑)。

──田原さんいかがですか、この「HANABI」に関して自分のアプ ローチはどのようにしましたか?

田原健一(以下、田原):デモテープがあったんですよ、これ。歌詞もこんなじゃなかった部分もあって。だからその印象のままで入っていきました。最初はもっと淡かったんですが、やるうちにどんどん強くなっていったんで、調整し直したりとか、結構みんなで苦労しましたね。アプローチ的に何かをどうのこうのっていうのは、特にはないです。

──プレイも変わっていった?二転三転。

田原:いや、いやいや。

──それはしない?

田原:うん。

──じゃあ、細かいところが変わっていったんですね?

田原:歌ね、歌詞が。そうすると力強さが変わってきちゃって、淡いだけの世界じゃなくなっちゃったんですよ。だから、どうすればそれに耐えうるものになっていくのかっていうのを、みんなで、模索しました。

──これは時間経過に従って、変わってきた楽曲なんですね。

鈴木:うん、そうですね。

桜井和寿(以下、桜井):デモっていっても、ドラムを簡単に組んでアコギを2本入れて、バッキングとイントロのフレーズと、あと歌を入れただけですよ。

鈴木:大サビとかなかったんだよね? 大サビとかはあとからですね。あと、キメも最初はもうちょっと違うパターンだった。

──逆に、いじりがいがあったんじゃないですか?

鈴木:そうですね。なんか、特に大サビのあとはそうですね、それか最後にこう盛り上がって行く感じとか。

──すぐ最終形に近付いていく楽曲と、いじりながら変わっていく曲とがあるんだね。同じシングル曲でも。

鈴木:「HANABI」にいたってはギリギリまで、ループを入れる入れないっていう話をしてましたからね(笑)やっと昨日「はい、完パケ(完成し)ました」っていう状況になりましたけど。これミックスがけっこう微妙だったよねー。定位だったり、微妙な音量差だったりとかで、全然印象が変わってきちゃったりとかしたんで。コーラスもダブルにするとかしないとかで全然違ってきちゃう。

桜井:そんなに手のこんだアレンジに聴こえないんだけどね。

鈴木:はっはっは、でもいろいろトラック使ってる。


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