ニルヴァーナのメンバー、カートの頑固さを語る

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ニルヴァーナの元べーシスト、クリス・ノヴォセリックは毎週『Daily Weekly』誌でコラムを執筆しているが、その1周年を記念し、今週号では「いつもと趣向を変え」カート・コバーンの思い出話を明かした。

ノヴォセリックは、ニルヴァーナがパフォーマンスした1992年のMTVビデオ・ミュージック・アワーズについて思い起こしている。ニルヴァーナはこのとき、「Rape Me」をパフォーマンスしたいと考えていたが、“レイプ”を反復する歌詞がためにMTV側から大反対を受けたという。

「カートは“Rape Me”をプレイしたいって譲らなかったんだ。MTVの人間はうろたえてたよ。あらゆるところから、やらないでくれって頼まれた。俺は、『Nevermind』から何かプレイして終わりにすればいいって思ってたんだ。そのほうが簡単だろ? でも、カートはものすごく頑固で、他の曲をプレイするのを拒んでた」

結局、バンドは当時のニュー・シングルだった「Lithium」をプレイすることを受け入れたが、カートは「Lithium」の前に「Rape Me」の最初のコードをはさみ、MTVをあわてさせている。わずか5秒だけだったものの、問題となったフレーズ「Rape Me」がしっかり2回も含まれていた。

このパフォーマンスでノヴォセリックは、空中に投げたベースを受けるのに失敗。額に直撃し、倒れこんでいる。カートもギターを投げつけるなど、パフォーマンスはカオス状態のもと終了した。
◆iTunes Store ニルヴァーナ(※iTunesが開きます)

Ako Suzuki, London
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