“反宗教的”なジョン・レノンの「イマジン」、教会の鐘に

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ジョン・レノンの名曲「イマジン」が、リバプール大聖堂の鐘の音として使用されることになった。たった1日のことではあるが、レノン自身が“反宗教的”と称した曲を教会が使用するのは異例のことだ。

大聖堂のスポークスマンは、だからといって「歌詞に賛同したわけではない」とBBCに話している。「しかし、我々を考えされる力があることは認識している」リバプールのカトリック司教管区は「ノー・コメント」との姿勢を表明している。

レノンの未亡人ヨーコ・オノはこの選択に対し「美しいこと、言葉が出ないほど感動した」と話しているそうだ。

「イマジン」の鐘の音は、地元でアート・フェスティヴァル<Futuresonic>が開かれる5月16日の正午、12時30分、13時30分の3回鳴り響くという。リバプール大聖堂の鐘は、世界で最も高い場所に位置する最も重いものだそうで、その音は数キロ先まで響き渡るという。

当日は、マンチェスターの音大の生徒をリーダーに7人のボランティアが鐘を鳴らすことになっている。彼らはすでにハンド・ベルにてリハーサルを開始しているという。大聖堂の鐘は“グレート・ジョージ”と呼ばれる中央の鐘の周りに13の鐘がアレンジされており、そこから垂れ下がる紐を引っ張ってサウンドを調整する。メロディーを奏でるのは、なかなか大変な作業となりそうだ。

Ako Suzuki, London
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