ブラーのグレアム・コクソンが、90年代に繰り広げられたブラーvsオアシスの対決について語った。ブラーは1995年夏、「Country House」でオアシスの「Roll With It」を負かし、UKのシングル・チャートで初のNo.1を獲得した。しかし周りが大喜びする中、コクソンは虚無感をつのらせていたそうだ。

コクソンは『Daily Mail』紙のインタヴューで当時をこう回想している。「いわゆるブラー・オアシス戦争のクライマックスだった。“Country House”が“Roll With It”を破り、チャートのトップに躍り出た。
俺にとっては空っぽな、意味のない勝利だったよ。レコード会社がでかいシャンパン・パーティーを開いた。俺はその瞬間を楽しむよう強制されてるような気がしてた。ほんとは1人になりたかったんだ。みんなと一緒にいるのが耐えられなくて、6階の窓から飛び降りようとしたんだよ。デーモン(・アルバーン)に止められたんだ」

コクソンはまた、ブリット・ポップに対し「ポジティヴなことは何もいえない」とも話している。「すべてはグロテスクな茶番劇だった。英国をクールに見せようって意図だったけど、俺たちみんなを冗談のように見せただけだった。音楽の祝典であるはずが、つまらないライバル関係を生んだだけだ。バンドの間に親密感なんかなかったよ」

コクソンは「バンドが成功すればいい」と思っていたものの、実際そうなってみると負担になるばかりだったという。そして、飲酒の問題が浮上。バンド後期は「楽しくはなく、やけくそで」飲むようになってしまったそうだ。

すでに別のインタヴューで話しているように、コクソンにとって、プロモーションなどのプレッシャーがまったくない夏のリユニオンは「楽しい部分があるだけ」なのだろう。

コクソンは今週、7枚目のソロ・アルバム『The Spinning Top』をリリース。各メディアから高いレビューを得ている。

Ako Suzuki, London