Ryu Miho 誰かを愛する思い、真実の愛を厳かに歌う

ツイート
キリスト品川教会 グローリア・チャペル。教会は、愛を誓う場所であり、懺悔する場所であり、命の最後を見届ける場所である。そんな厳かな場所で、Ryu Mihoのライブが行なわれた。

愛をテーマにしたカバー曲を中心に、自らのオリジナルも歌うのが彼女のライブスタイル。ポップス/ジャズ/ボサノバを融合させた“Bossatronica”という音楽。すべての曲が彼女らしいアレンジで届けられる。

Act.1、コントラバスの音色のなか、客席から真っ白い衣装で現れる。一瞬、ウエディングドレスを纏っているような錯覚を覚えた。しかし丈が短いワンピースだ。身体を音に合わせて揺らしながら、言葉ひとつひとつを大切に、手渡しで届けるように歌う。聴き慣れた曲もここでは、まるで違う歌のようだ。

Act.2では、真っ赤なワンピース。そして、スペシャルゲストであるSOUKIとのデュエットから始まる。愛は誰かと通じ合うことであるのであれば、このデュエットはまさしくその形のように思える。互いを尊重し合い、高めあうことで、音楽がより心地よくなって、私たちに届いてくる。

そして、今日のために作った愛を込めたオリジナル曲を披露。観客は、彼女の歌声に酔わされ、きっと大切な誰かを思いながら聴いているのだろう。

2時間ほどの時間だったが、愛をふんだんに感じ、誰かを愛する勇気をもらった瞬間だった。

<Ryu Miho@キリスト品川教会 グローリア・チャペル>
2009年11月5日
Act.1
・Requiem(instrumental)
・アヴェ・マリア
・ムーン・リバー
・プライド
・ライオンハート
・そして僕は途方に暮れる
・Frozen Flower(original)
Act.2
・Beat Box Jazz(instrumental)
・エンドレス・ラブ
・Up where we belong
・Smile Again(original)
・Secret You(original)
・Eternal Flame
・愛の讃歌

◆Ryu Mihoオフィシャルサイト

[寄稿] 伊藤 緑:◆http://www.midoriito.jp/
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス